【働くママ調査Vol.4】育児と仕事の両立「復帰後の苦労」
人生の先輩である“働くママ”400人に聞いたアンケーと、シリーズVol.4の質問は、「仕事と家事育児を両立することの負担、または困っていること」についてです。
約9割のママが何らかの負担を感じている
まずは、負担や困っていることの有無を聞いたところ、「かなりある」「ある」「ややある」と程度の差こそあれ、この3つを合わせると87%のママが何らかの負担を感じているとの回答。男性の家事・育児への参加がなかなか進まず、女性があれもこれも抱えて奮闘する姿が透けて見える結果です。
大変なのは最初の一時期だけ
では、ママたちは具体的にどんな負担や困りごとを抱えているのでしょうか。上位4つを占めたのは「家事の負担」や「体力面」「子ども接する時間」や「お迎え」など、仕事以外の問題です。仕事のカンはすぐに取り戻せても、家事・育児との両立のペースをつかむのに苦労するママが多いようです。
ただ、復帰から日がたつにつれ、5位以下の項目も含めパーセンテージは軒並みダウン。特に「体力面」「子どものお迎え・呼び出し」「職場への気遣い」は15ポイント近く下がっています。とはいえ上位はまだ高い割合が並びますが、多くの先輩ママが言うのは「大変なのは一時だけ」ということ。長い目で将来を見て怒涛の日々を乗り越えることが、最初の一歩といえそうです。
一方、負担や困りごとは「あまりない」「ない」「全くない」と答えた少数派のママたちに共通していたのは、夫や家族の協力があること。また、「残業のない職場を選んだ」「在宅で仕事の量を調整している」など、生活の変化に仕事を合わせたという声も聞かれました。
“仕事も子どもも”の生活、どうせなら楽しみたいですよね。大変でも一時のこととどっしり構える。働き方を柔軟に変えてみる。夫に任せられることは、例えうまくできなくても思い切って任せる。そんなしなやかな生き方ができたら素敵ですね。
【アンケート概要】
実施期間 : 2014年9月24日(水)~9月29日(月)
実施方法 : インターネット調査
アンケート対象 : 第1子が未就学の子どもを持つ有職女性(正社員・契約社員・派遣スタッフ・フリーランス)
有効回答数 : 400名 (全国)
アンケート協力 : クロス・マーケティング