【職種図鑑】幼稚園教諭

2014年01月30日

教育カリキュラムに沿って、子どもたちを教え導く存在

幼稚園教諭

仕事内容

幼稚園教諭は、満3歳から小学校入学前の子どもに教育を行います。幼稚園は保育園より教育に重点を置いており、学校教育法で定められた学校なので、年間を通した教育カリキュラムがあります。そのカリキュラムに沿い、運動や遊びなどを通じて子どもの感性や身体能力を養います。節句や節分などの日本文化を伝えたり、集団生活のルールを教えたり、しつけを行うことも大事な役割です。活躍場所は、公立または私立幼稚園のほか、幼児教育の教室など。近年、幼稚園と保育園が一体化した認定こども園も増えていますが、そこで働くためには幼稚園教諭免許と保育士資格の両方が必要な場合があります。今後は幼稚園教諭免許に加え、保育士資格を持っていると、仕事の幅や活躍場所が広がるでしょう。幼稚園教諭は、子ども好きということが何よりも大切。子どものために遊びを考えたり、教材を作ったりと、子どもの将来を考え、前向きに取り組むことが重要です。元気な子どもたちの面倒を見るため、機敏さや体力も必要となります。

必要なスキルは?

幼稚園教諭には幼稚園教諭免許状が必要です。免許には専修・1種・2種があり、専修は大学院、1種は大学、2種は短大などの養成課程で取得ができます。免許を取得後、公立なら市区町村等の選考試験に合格し、面接試験を受ける必要があります。私立なら各幼稚園の採用試験を受験して、合格すれば就業となります。幼稚園教諭に必要なのは、第一に子どもが好きなこと。子どもに対して愛情を持って接することのできる人が向いています。園児は活発で、常に動きまわっているため、機敏さや体力も重要です。また、子どものために常に幼児教育に関する勉強を行ったり、研究熱心な姿勢があるといいでしょう。また、楽器や歌、工作などが得意であれば、仕事上役立ちます。

活かせる経験やスキル

・幼稚園教諭免許状(国家資格)
・保育士(国家資格)
・機敏さや体力
・研究熱心な姿勢
・楽器や歌、工作など

転職お役立ちデータ

●転職難易度…★★☆☆☆
●平均給与…19.3万円
●求人募集の未経験OK比率…75.0%

幼児教育に関する知識や経験が身に付きます。また、子どもに対する接し方がうまくなるのはもちろんですが、さまざまなタイプの保護者に対するコミュニケーションの取り方も学ぶことができます。幼稚園教諭は人気の仕事ですが、少子化の影響もあり、採用数が減少している傾向があります。一方で、幼稚園と保育園が一体となった幼保一体施設が増えてきており、幼稚園教諭の免許のほかに保育士の資格を取得することで、活躍の場が増え、就業機会も増えるでしょう。

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