【職種図鑑】リフレクソロジスト・セラピスト

2010年01月01日

疲れを感じている人の身体と心をリフレッシュさせ、癒やしを与える仕事

【職種図鑑】リフレクソロジスト・セラピスト

仕事内容は?

足の裏には身体のあらゆる臓器に反射するツボが集中しています。体の各部分に反応する足の反射作用を利用し、足を揉みほぐすことにより、老廃物の排出やリンパの流れを整えたりします。リフレクソロジストは、専門知識と技術を駆使して手と指による足底への刺激を体の各部に反射させ、むくみなどの症状を和らげ、生活習慣のアドバイスを行います。近年は女性だけでなく男性の利用も増えています。セラピストは音楽や色、香りなどを用いてストレスなどで精神的ダメージを負った人たちの心をリフレッシュし、癒す仕事。森林セラピー、アロマテラピー、リフレクソロジー、音楽セラピー、カラーセラピー、アニマルセラピーなど、さまざまな手法があります。就業場所は、リフレクソロジストはリフレクソロジー専門のサロン、エステティックサロンなど。セラピストは専門サロンや病院、福祉施設など。ともに特別な機器を必要としないので、スキルを磨いた後、自宅の一室などを使い独立開業する人も多い仕事です。

必要なスキルは?

リフレクソロジストは、リフレクソロジーの基本となる足つぼの知識のほか、生理学、トリートメント方法、接客技術などの知識を身に付けたいもの。資格は特に必要ありませんが、JREC認定リフレクソロジストなど、各スクールが発行する資格を取得しておくといいでしょう。また、よりリラクゼーション効果の高いアロマテラピーを勉強しておくと役立ちます。エステティックサロンなどでの就業経験があれば活かすことができるでしょう。セラピストも資格は必要ありませんが、心理学の基本的な知識はあるといいでしょう。また、セラピーの内容によって音楽や芸術、色などの専門知識が必要となるため知識を付けておきましょう。どちらの仕事も、心身に疲れを感じているお客さまを接客する仕事。話をしっかりと聞いて対応のできるコミュニケーション力が求められます。

活かせる経験やスキル

・エステティックサロンなどでの就業経験
・アロマテラピー知識
・心理学の基本的な知識
・接客経験やコミュニケーションスキル
・各協会団体が運営するリフレクソロジスト資格

転職お役立ちデータ

●転職難易度 … ★☆☆☆☆
●平均給与 … 19.4万円
●求人募集の未経験OK比率 … 85.6%
●活躍の場
1位 … マッサージ・ハリ 26.7%
2位 … エステティック 22.7%
3位 … サービス 11.4%
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計

身に付くこと、キャリアステップ

リフレクソロジストは、本場英国式のほか、台湾式リフレクソロジーなどの技術を身に付けることができます。セラピストはアロマトリートメント、リフレクソロジー、ボディケアなどの基本技術をはじめ、基礎医学や精油学、心理・カウンセリングの基礎知識などを習得できるでしょう。整体やボディセラピーなど別の資格も併せて取得する人も。また、施術を覚えるだけでなく、食生活など健康全般について関心を持ち、勉強を続ける人もいるでしょう。サロンで実務経験を積んだ後は、フリーランスとして活動したり、実力と経験次第では個人開業の道も開けます。

この仕事に就く人のナマ声!

・お客さま商売なので理不尽な事も起こるが、鍛えられる。それ以上にたくさんの人に出会え、素晴らしい刺激を頂ける。(36歳/埼玉県)
・技術が身に付き、まわりの人に癒やしを提供できるのがうれしい。(24歳/千葉県)
・忙しいけれど、スキルを身に付けるために必要な試練だと思うと頑張ろうと思います。(28歳/兵庫県)
・とにかく体を使うので、疲れやすい。(27歳/大阪府)
・専門知識や技術が必要な仕事なので、日々勉強することが多い。(33歳/東京都)
・次々と新しい商品や施術が登場するので覚えるのが大変。(36歳/埼玉県)
※2012年3月マクロミル調べ。全国の20-39歳の有職者女性890人を対象に調査

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