雇用保険とは、失業したときに基本手当、つまり失業給付として支給され、再就職までの生活を保障するもの。失業給付を受けるには、次の条件を満たしていることが必要になる。 |
1.失業状態
2.離職前の2年間に12カ月以上、被保険者だった
3.離職票などで被保険者の資格喪失が確認できる
4.公共職業安定所に求職の申し込みをしている |
1.の「失業状態」とは、就職したいという積極的な気持ちがあり、実際にいつでも就職できる健康上、環境上の能力があって、積極的に就職活動を行っているにもかかわらず、職に就くことができないでいる状態のことをいう。だから独立や留学、専業主婦になる人は受給用件を満たしていても失業給付は支給されない。また、妊娠や出産、病気やケガなどで働けない人は資格から外れてしまう。その場合は医師の診断書など、延長の理由を確認できる書類を添えて受給期間の延長をハローワークに申し出て、働ける状態になったとき、給付の申請をする。 |