【職種図鑑】美容師・理容師・スタイリスト

カットやカラーリングなどを行う髪の毛のプロフェッショナル

仕事内容は？

シャンプー、カット、パーマ、カラーリングなどを行う髪の毛の専門家。髪の手入れのアドバイスも行います。美容師のことをヘアスタイリストと呼ぶことも。美容師は、メイクやネイルケア、冠婚葬祭の際の着物の着付けなども担当します。理容師は、ハサミやバリカンで髪の毛を刈り上げたり、ひげやムダ毛をそったりもします。顔そりは法律上、理容師だけが行うことができ、美容師は行うことができません。理容師・美容師の仕事は時代の流行を敏感に反映しており、例えば「××（タレントなど）と同じ髪形にしてほしい」といった顧客からのオーダーもありますので、技術を磨くのと同時に世の中の流行をキャッチしておく必要があるでしょう。美容師・理容師ともに国家資格が必須で、シャンプー、カット、パーマなどの技術や接客の手法、衛生・消毒・薬学の知識なども必要になります。美容師の職場は美容室のほか、結婚式場やエステティックサロンなど多岐にわたります。理容師は理髪店が主な職場で、腕を磨けば独立開業も可能です。

必要なスキルは？

お客さまに似合うヘアスタイル、オーダーに合ったヘアスタイルを提案するためには、専門知識や確かな技術のほかに、気持ちよくサービスを受けてもらうための接客スキルが不可欠です。お客さまに「また来たい」と思ってもらうために、笑顔や言葉遣い、コミュニケーション力をはじめ、気配りも必要です。また、ヘアスタイルに興味があり、人と接することが好きで「人に喜んでもらいたい」という気持ちを持っている人が向いているでしょう。「美」に関わる仕事なので、ヘアスタイルやファッション、流行に関する興味、関心は常に持っておきたいもの。新しい技術や知識を吸収し、流行をチェックするアンテナや向上心も大切です。繁忙期は一日立ちっぱなしなことも多く、日々の体調管理も必要です。

活かせる経験やスキル

・美容師・理容師資格（国家資格）
・笑顔や言葉遣いなどの接客スキル
・相手の希望を汲み取るコミュニケーション能力
・手先の器用さ

転職お役立ちデータ

●転職難易度 … ★★★★☆
●平均給与 … 21.6万円
●求人募集の未経験OK比率 … 39.1％
●活躍の場
・1位 … 美容・理容　87.3％
・2位 … サービス　3.4％
・3位 … 人材派遣　2.4％
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計

身に付くこと、キャリアステップ

美容師・理容師ともに、ジュニアスタイリスト・見習いから技術を磨き、腕をあげたらスタイリストに昇格します。実績を積んでいくうちに、お客さまに対して髪形やスタイルの提案ができるようになり、指名をされるようになるでしょう。スタイリストになると活躍の場が広がり、高いポジションを目指したり、ほかの店に移ったり、独立開業するなど、さまざまな道が開けるでしょう。実力が付き、指名されるようになると、それに見合った収入を得ることが可能です。経験を積むうちにお客さまが髪の毛や顔に関して、どのようなコンプレックスを持っているかを瞬時に把握し、カット技術によって目立たなくするなど、オーダー以上のスタイリングでお客さまを喜ばせることができるでしょう。

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