【職種図鑑】登録販売者

2014年01月30日

ドラッグストアや薬局からのニーズが拡大している医薬品の専門家

登録販売者

仕事内容

登録販売者とは、医薬品販売の専門家のこと。ただし、すべての医薬品を販売できるわけではなく、一般用の医薬品のうち第2・第3類医薬品の販売を行うことが可能です。第2・第3類医薬品は、医薬品の9割以上を占めています。以前ドラッグストア・薬店では薬剤師がいなければ一般用医薬品の販売ができませんでしたが、現在では登録販売者がいれば一般用医薬品の販売ができるように(第一類医薬品以外)。近年、薬店・ドラッグストア・スーパーやコンビニなど一般用医薬品を販売するお店が増えているため、資格を持った人材がドラッグストアや薬局、スーパー、コンビニエンスストアなどから広く求められています。また、医薬品のスペシャリストとして全国どこでも働くことが可能なため、資格を取得しておけば生活の変化があったとしても長く活躍できる仕事といえるでしょう。登録販売者には、医薬品に関する広い知識が必要です。また、幅広い年齢層の人々に対応するため、柔軟なコミュニケーション能力も重要です。

必要なスキルは?

登録販売者になるには、都道府県で行う試験に合格し、都道府県知事の登録を受けなければなりません。薬学部や薬科大学の卒業者や、高校卒業程度で1年間の実務経験のある人、4年間の実務経験がある人に受験資格があります。未経験の場合には、ドラッグストアや薬局で実務経験を積むことをおすすめします。業務上パソコンを使うこともあるので、パソコンの基本操作はできるようにしておきましょう。また、販売の際には医薬品に関する説明をしなければならないので、コミュニケーション力の高い人が向いています。医薬品を買い求める人は不安を抱えている人も多いため、笑顔を絶やさず、明るい対応ができる人がいいでしょう。

活かせる経験やスキル

・登録販売者(国家資格)
・薬局やドラッグストアでのサービス経験
・パソコンの基本操作
・コミュニケーション能力

転職お役立ちデータ

●平均給与…20.1万円
●求人募集の未経験OK比率…28.6%

身に付くこと、キャリアステップ

医薬品について幅広い知識を学べるので、一人ひとりに合った医薬品を、自信を持っておすすめできるようになり、お客さまからの信頼が得られるでしょう。接客スキルも磨かれます。薬剤師の資格がなくても薬局やドラッグストアの経営ができるので、将来独立開業の道も開けます。専門職なので、結婚したり、子どもができてキャリアを中断したとしても、復帰して仕事を続けられます。また、全国に薬局、ドラッグストアはあるので、生活の場が変わったとしても続けられるでしょう。

この仕事に就く人のナマ声!

・忙しくてもある程度ON/OFFを分けて仕事できる。(27歳/奈良県)
・子どもができても仕事が続けられる。(27歳/岡山県)
・患者さんという人生の先輩方とたくさんお話しできる機会がある。(28歳/千葉県)
・職場のみんなが、仲が良い。(26歳/岐阜県)
・前職よりも物量が多く、品出しが大変で体力がいる。(27歳/岡山県)
・薬局勤務のため、午前診療から午後の診療までに空き時間があり、拘束時間が長い。(26歳/岐阜県)

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