「就業規則」の用語解説

2013年09月27日

■就業規則(シュウギョウキソク)

社員が就業上守るべき規律や労働条件について、労働基準法に基づいて会社側が定めた規則のこと。会社内における、使用者と労働者の間の取り決めをまとめた「ルールブック」のようなものです。正社員、パートやアルバイトを含む常時10人以上が働く職場では、就業規則を作成し、労働基準監督署に届け出ることが義務づけられています。

就業規則には、必ず記載しなければいけない絶対的必要記載事項(始業・終業の時刻、休憩時間、休日、休暇、賃金の決定、計算、支払いの方法、退職に関する事項など)があり、労働基準法の第89条に定められています。また、退職金、賞与や、職業訓練などに関する事項など、会社がその項目について定めをする、あるいは慣習として実施していることがある場合には、相対的必要記載事項として記載しなければいけません。