偶然をチャンスに！ 転職運を引き寄せる5つの法則

5年後、10年後の目標を決め、それに向けて突き進む…という生き方もありですが、実際の人生は偶然の出会いや出来事から、思わぬ方向に進むことも多いもの。偶然をいかに活かせるかで、運が変わることも少なくありません。書籍『偶然をチャンスに変える生き方』によると、偶然を幸運に変えるには5つのルールがあるのだとか。転職にも活かせる法則、学んじゃいましょう！

1．好奇心を意識する

「好奇心こそが『あなたの人生を豊かにする偶然』へ、あなたを近づけてくれる源になります」（本書より）。例えば、飲み会や遊びのイベント。誘われたときに「面倒だな」とパスするか、「面白そう」と参加するか。出会いが多いのは後者ですよね。

転職に置きかえれば、少しでも気になった求人は会社のサイトをチェックしてみる、応募して面接で話を聞いてみるなど、心のアンテナの「ピピッ」を見逃さないことが大事。それによって、思いもよらない出会いの確率がグッと高まるのです。

2．粘り強さを持つ

第一印象はイマイチだったけれど、付き合ってみたら実はいいヤツだったということ、人間関係ではよくありますよね。仕事も同じで、やるうちに楽しくなることが多いものですが、そうなる前に辞めたら、本当はいい職場に出会っているのに「つまらない仕事だった」で終わることに。「『 同じやるなら…』と心を込めて取り組んでみること」（本書より）こそ、好きな仕事に巡り合う近道なのです。

3．柔軟性を高める

決めた計画は、その通り進めなくては気が済まない…という一途な人は、実は偶然の幸運を逃しがちなタイプです。「『計画とは違うけど…、ま、面白いからやってみるか』といった心がまえを持つ」（本書より）。この柔軟性を身に付けることで、運を引き寄せる力がグッと高まります。転職活動でも、希望職種とは異なる求人に思いがけずひかれたら、それは出会いの可能性あり。スルーせずチェックしてみましょう。

4．楽観性を身に付ける

「『ダメでもともと。とりあえず、やってみよう』というような、こだわりのない楽観的な態度が人生を切り拓いていくチャンスを生み出します」（本書より）。転職に置き換えても、「うまくいかないかも」と不安になるとマイナスの運を呼んでしまうもの。「未経験でもきっとできる」「倍率が高そうだけど大丈夫」と自分を信じることが、幸運への第一歩です！

5．リスクテイクする

「楽観的な生き方とは、言葉を変えれば『リスクを取ることを恐れない生き方』です」（本書より）。新しい仕事に挑戦するのは誰でも不安なもの。職場の人間関係も、うまくやっていけるか心配はあるはず。そのリスクを取りながら、あえて一歩を踏み出す勇気を持つ。その勇気が、転職運を引き寄せる大きな力になるのです。

【書籍紹介】

『偶然をチャンスに変える生き方』（ダイヤモンド社）
諸富祥彦　著
明治大学で心理学の教鞭をとる著者による書。人生に幸福や成功をもたらす偶然の出来事や出会いを意図的に、計画的に引き起こすためのコツを、わかりやすく教えてくれる一冊。
諸富祥彦先生オフィシャルホームページ　http://morotomi.net/