【職種図鑑】ウェブ制作・インターネットコンテンツ制作
チームでウェブサイトや広告を制作する仕事
仕事内容は?
ウェブ制作・インターネットコンテンツ制作は、その名のとおり、ウェブ上のサイトや広告の制作を行います。これらの作業は、さまざまな職種のスタッフが協働してチームで行います。例えばウェブディレクターはスタッフをまとめ、プロジェクトの進行管理や品質管理を、ウェブデザイナーはサイトや広告のデザインを担当します。ウェブプランナーはクライアントからの要望を吸い上げ、全体の設計を行います。そしてHTML、CSSを用いてウェブデザイナーが作成したデザインをウェブ上に反映させるのがHTMLコーダーです。制作はサイトの目的やコンセプトに合っていることが必要。ユーザーにとって使いやすく、ユーザーが意図したとおりに行動してくれるようなデザインや設計を目指さなければなりません。各職種の仕事範囲は企業により異なります。規模が大きな会社ではデザインに専念できますし、小規模の会社は幅広い仕事をすることができます。将来独立したいと思うなら、少人数の会社で経験を積むのも有効でしょう。
必要なスキルは?
必須の資格などはありませんが、職種により求められるスキルは異なります。ウェブディレクターはウェブ制作全般の知識はもちろん、スタッフをまとめるリーダーシップが必要ですし、ウェブプランナーはクライアントの要望を理解し、より良い提案が行える能力が必要です。どの職種にも言えるのは、自ら作り上げたコンテンツを利用する人が喜んでくれるために努力できること。また、大きなサイトや複雑なサイトになればなるほど緻密で膨大な作業が必要なので、根気や細かい気配りが必要です。制作はチームで行いますから、分担された仕事を一丸となり作り上げていくためのコミュニケーション能力は、仕事を円滑に進めるための大事な要素。聞く力、伝える力のある人に向いているでしょう。
活かせる経験やスキル
・ウェブ制作全体の知識
・ウェブデザイン技能士
・チームでの作業に必要なコミュニケーション能力
・根気や細かい気配り
転職お役立ちデータ
●転職難易度 … ★★☆☆☆
●平均給与 … 19.9万円
●求人募集の未経験OK比率 … 62.8%
●活躍の場
・1位 … 通信販売 12.8%
・2位 … その他小売 9.6%
・3位 … 商社(ソフト) 8.5%
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計
身に付くこと、キャリアステップ
実務経験を積むことによって、ウェブ制作に関するスキル・技術がアップするでしょう。職種の枠を超えて仕事をこなしていくことで、身につく技術が変わります。ウェブサイト制作のほとんどの工程をひとりでこなせるようになれば、フリーランスとして独立することも可能です。そうなれば、求められる知識や技術は高度になり、仕事の責任も大きくなっていきます。ウェブ制作やインターネットコンテンツ制作の求人は、比較的多くあります。実務経験がなくても、独学や養成学校などで学び、必要な能力・スキルを満たしていれば採用される可能性は高まりますので、実務経験がない人は就業前にしっかり勉強しておきましょう。