紹介予定派遣の仕組みそのものは、学生時代の就職活動のときに知りました。大学を卒業してからは、アルバイトの経験のみ。今回、未経験だけど、正社員の事務職を目指していたので、スキルの相談から会社選び、書類や面接での自己アピール方法など、「派遣会社の力を借りたい」と思ったのが利用のきっかけでした。実際に、担当の派遣コーディネーターさんが、必要なスキルから、面接対策まで一緒に考えてくれたので、とても心強かったですね。自分ひとりで転職活動をするよりも労力もかからなくてスムーズだったと思います。

事務職も正社員も未経験だったので、派遣コーディネーターさんからは、まずはパソコンの資格をとって、エントリーはその後のほうがいいだろうというアドバイスを受けました。そこで、アルバイトを続けながらMOS（マイクロソフトオフィススペシャリスト）を取得。それからすぐに未経験可の求人を2件紹介してもらいました。ひとつは一般派遣での募集だったので、紹介予定派遣から正社員になれる今の会社へ応募。面接前にはコーディネーターさんに一緒に対策を考えてもらい、フリーターというマイナスイメージを払拭するために、「努力して資格をとった」という意欲をアピールしました。実際に働き始めてからは、専門用語を覚えるまで少し苦労はしましたが、業務も自分のスキルでこなせる内容だったので、安心して働くことができましたね。

前職は興味のあった、"お酒"に関わることが出来ていたので、仕事自体は楽しかったのですが、育児休暇明けに復帰したところ、周りから子供のことでの理解を得るのが難しくて…。このまま続けていくのが辛くなり、転職を決意したんです。最初は求人サイトを使って探していましたが、なかなか思うように見つからなくて。インターネットで色んな働き方を見ているうちに、紹介予定派遣の仕組みを知りました。派遣スタッフとして働いてから双方の合意を得て社員になれる。これは、子どものいる自分に合っているのではないかと。今回、前職を辞める前に、いくつかの派遣会社へ登録にいきましたが、退職後、しばらくは休養していました。4月に入ってから紹介予定派遣の案件の紹介を受け、計3社にエントリーしましたが、滅多に残業がなく、子どものいる方も多いという現社に決めました。

正社員であることと、残業がないことは譲れない条件でした。また、これまで正社員として4社経験していて、一番長かったのが損害保険業界だったので、そのスキルを活かせることも希望条件に入れて探してもらいました。現社の面接では、4度の転職経験をメリットと見てもらえるよう、さまざまな経験を活かせること、打たれ強い性格であることを伝えました。
紹介予定派遣は直接雇用になるのが前提なので、残業があるという条件の会社が多かったのですが、今の会社は特別なことがない限り、皆が定時であがります。また派遣期間中に子どものことで急に休んだり、保育園から呼び出されても、周りは嫌な顔せず心配してくれました。働きやすい環境に、とても感謝しています。