"紹介予定派遣"とは、企業の直接雇用を予定して派遣スタッフとして就業し、希望すれば最大6カ月以内に正社員または契約社員などになれるシステム。実は、派遣求人の2割近くがこれにあたり、企業の直接雇用を目指す人にはオススメの仕組みなのです。
そこで編集部が、実際に利用した人の体験談と、仕組みや流れを解説。ぜひ参考にしてみてくださいね。
派遣先に正社員や契約社員などで直接雇用されることを予定した上で、一定期間派遣スタッフとして就業。期間終了後に派遣スタッフと派遣先企業の双方が希望すれば、派遣先企業から直接雇用されるというシステムを紹介予定派遣といいます。
派遣スタッフとして働く期間は最長で6カ月と定められています。一般的には3カ月が多いようですが、中には1カ月というケースも。社員の採用手段の一つとして積極的に利用する企業も増えていますが、派遣先に直接雇用される際には、正社員だけでなく、契約社員、その他の雇用形態となることもあります。お仕事の紹介時に、契約終了後の雇用形態について聞けますので、必ず確認しておきましょう。また、一般派遣とは違い、紹介予定派遣で働く場合は、派遣会社に登録してから就職の面接と同じように面接を受けることもあります。
紹介予定派遣の特徴は、自分自身で就職活動をするのと違い、派遣会社という仕事のプロの目から見た客観的なアドバイスをもらった上でお仕事を探せるという点と、実際に働いた上で入社するかしないかを決められる点にあります。また、実際に働いてみたけどスキル不足を感じた場合には、研修制度を派遣会社が持っている場合もあるので、その制度を利用してスキルアップを図ることも可能。ほかにも、派遣会社の営業担当やコーディネーターがさまざまな角度から相談に乗ってくれるので、「働いてみたけど、自分に合うかどうかわからない」「正社員になるかどうか迷っている」など、派遣先企業には相談しにくい内容でも相談できます。
このように、紹介予定派遣とは、正社員や契約社員など、直接雇用を希望する人には、ぜひ利用してほしい仕組みなのです。