25歳・28歳・33歳 転職適齢期To Do リスト
女性が転職を考える年齢として多いのが25歳・28歳・33歳。それぞれの年齢に合わせて、転職する際にはまず何をするべきなのか。女性のキャリア支援を行うキャリアカウンセラーの水野順子さんに「やるべきリスト」をあげていただきました。
25歳の転職To Do リスト
新卒入社から3年目、仕事にも慣れた分、不満やほかの芝生が青く見える25歳がやるべきことは?
■やりたかったことを思い出す
25歳は、未経験転職もまだまだ可能。本当にやりたかったことがあるなら、飛び込んでみることができる年齢です。自分と向き合い、本当にやりたかったことや夢を思い出してみましょう。そして、社会人としての経験を活かし、その夢を現実に叶えるにはどうしたらいいかを冷静に考えてみることです。
■転職市場をチェックする
就職活動と転職活動では活動の仕方や求人内容も全く異なります。転職を考えたのなら、まずは転職サイトをチェックして、どんな仕事があるのか、どんな人が求められているのかを綿密にチェックしてください。学生感覚の活動だと失敗する恐れが!
■信頼できる上司や先輩に相談する
もし、今の会社への不満だけで転職を考えているのなら、信頼できる上司や先輩に相談をしてみること。やりたい仕事や部署など自分の希望を伝えることで、新しいチャンスが社内で生まれるかもしれません。転職の前に自らの意思表示をすることも大切ですよ。
28歳の転職To Do リスト
経験とスキルを積みながらも30歳を目前に控え、現状維持でいいのか不安を覚える28歳のやるべきことは?
■今までの経験を棚卸しする
28歳は社会人経験も積み、いろいろな業務やポジションを任されている年齢。まずは、その経験を棚卸ししてみること。「そんなに大したことはしていないから…」と謙遜せずに今までやってきたことを書き出してみることで、自分の強みや活かせる仕事が見えてくるはずですよ。
■いろいろな業種や職種の人の話を聞く
チャンスと可能性を広げるためにも、普段はあまり関わりのない業種や仕事をしている人の話を聞いてみて視野を広げてください。自分が知っている仕事、やりたい仕事以外にも、興味をひかれる業界や職種があるはず。それをヒントに新たな目標が生まれるかも。
■結婚や出産の計画を考える
転職適齢期であり、結婚適齢期でもある年齢ですから結婚を考える人も多いはず。また、結婚している人は「そろそろ子どもがほしい」という気持ちも生まれているのでは。そのような自分のライフプランも視野に入れ、仕事だけでなく、生活面での今後の計画を立ててみましょう。自らが希望するライフスタイルを見据えた転職先を考えることも必要になってきます。
33歳の転職To Do リスト
自らのライフプランを見据え、よりキャリアアップしたいと考える33歳のやるべきことは?
■自分の強みを明確にする
33歳は今までの社会人経験から、自分自身の強みや実績が明確になる年齢。そして、その強みをさらに突き詰めていくための転職ができる年齢です。「自分が自信を持って言えることはなんだろう」「これは得意である」ことを明確にして、それを活かせる仕事を探してみましょう。
■プレゼン力を磨く
次の会社では、即戦力として期待されることが大。だからこそ自分のことをきちんと相手に伝えることが必要。プレゼンテーション力を磨き、自分自身のことを客観的に伝えることができると、転職活動もうまくいくようになります。新しい職場でもすぐに実力を発揮するためにも、今のうちからプレゼン力を磨いておきましょう。
■家族や恋人に協力をしてもらう
家族を持って いたり、パートナーと結婚を視野に入れたお付き合いをしている人も多いはず。家族や恋人とよく相談をして、これから、どのように仕事をしていきたいかを伝えたり、家事の分担や今後のキャリアプランを話し合っておくことも大切です。
いかがでした? 年齢とともにやるべきことは違うもの。仕事だけでなく、自らの生き方も充実させるためにも、ぜひこのリストを実践してみてください!
■識者プロフィール
キャリアカウンセラー
水野順子
女性とキャリア研究所主宰。All About女性の転職ガイド。
講演やカウンセリングを通じ女性のキャリアを支援。
http://www.mizunojunko.com