ラララとらばーゆ総研100人調査 医療~看護師に必要な資質って何だと思う?

2010年01月01日

看護師の適性
看護師の適性_体力
看護師の適性_精神力
看護師の適性_優しさ

「看護師に必要な資質」の1位・2位は「体力」と「精神力」!

勤務する科にもよるけど、人の精神や肉体、生や死とも関連があるのが看護のお仕事。今回は、そんなお役目を担っているみんなに、「看護師さんに必要な資質」について聞いてみました。
まず、ほとんどの人が挙げたのが「体力」。確かに立っている時間も長いし、人によっては夜勤もある。内科などでは、風邪のシーズンともなれば常にウイルスにさらされている環境! “身体が資本”というのはごもっともな答えでございます。
その他を見てみると、上位に選ばれたのは、「精神力」「優しさ・思いやり」「誠実さ」「明るさ」など。
そして、「上位3つの資質を自分は持っているか」を聞いたのが2つ目のグラフ。「精神力」では「持っている」と答えた人がほかの項目に比べて少なく、医療の現場の大変さを垣間見る結果に。
そして今週のナマ声では、「生命の危機に脅かされている入院患者さんがいるとしたら、どう対応する?」について。誠実に、でも、人間らしさを持って、仕事を全うしようとする看護師さんたちの姿がうかがえました。

生命の危機に脅かされている入院患者さんがいるとしたら、どう対応する?

意識の有無にかかわらず本人に笑顔で話しかける。ご本人だけでなく家族のケアも考える。時には一緒に涙を流すのも悪いとは思わない。看護師にも感情はある。取り乱さなければいいと思う。(32歳、大阪府)
最期のときを過ごす患者さまだと思うと、家族との時間や最後のときを楽しんですごしていただけるよう、より丁寧に笑顔で接する。(23歳、神奈川県)
自分の心を穏やかにして接する。変に明るくしたり、やたらと同情をしたり中途半端な共感はしない。家族へは共感の態度を表してねぎらいの気持ちを忘れないようにする。(32歳、東京都)
ウワベだけの笑顔はバレます。笑顔でいる必要は別にないと思うけど、生命の危機という状況の患者さんには誠意を持って接することを心がけています。(33歳、愛知県)
ウワベだけの笑顔はバレます。笑顔でいる必要は別にないと思うけど、生命の危機という状況の患者さんには誠意を持って接することを心がけています。(33歳、愛知県)
やさしく声をかけ丁寧に処置を行う。しかし、ほかの看護師より突出したり依存されたりしないよう距離を置いて接する。(31歳、岐阜県)

とらねこのつぶやき一般的な「白衣の天使」像って、やさしくて、誠実で、笑顔が素敵で…という感じ。でも、今回の調査でわかったのは、そんなソフトなイメージだけじゃなくて、看護師には「体力」と「精神力」が必要だということ。恋愛論において、「自分が幸せじゃないと人を幸せにできない」なんてよく言うけれど、看護師の場合、「自分が心身共に健康でないと、患者さまのケアはできない」って感じなのかもね。最期の瞬間を迎えるに当たり、納得のいく時間を過ごせるよう患者さんを支えるのも看護師の仕事、そしてまた、病気や怪我で苦しんでいる人たちが治癒していくという喜びを得られるのもこの仕事。みんなには、日々、自分の仕事に誇りを持って働いてもらいたいと思うとらねこでございました。

ららら
※調査会社によるインターネット調査を2007年12月に実施。対象は関東・東海・関西エリアに在住する、20代・有職の女性100人