【職種図鑑】内勤営業（カウンターセールス・電話営業など）
短時間で相手のニーズを汲み取り、商品やサービスの魅力を伝える仕事
仕事内容は？
営業は、自らお客さま先を訪問した上で商談しますが、来店したお客さまに対して、商品・サービスの説明などの営業活動を行う場合があります。これを内勤営業、またはカウンターセールスと呼びます。例えば不動産の営業、携帯電話の店舗販売、旅行代理店や住宅展示場での営業、保険代理店の窓口営業など。チラシやホームページを見て来店したお客さまに、商品やサービスの情報を提供し、購入のお手伝いをします。電話営業とは電話で商品やサービスの説明をして営業を行う仕事です。こちらも内勤営業と呼ばれます。リストや電話帳をもとに自ら電話をかけるケースと、通信販売やカタログで問い合わせをしてきた顧客への販売を行う2パターンがあります。どちらも対面をしない販売のため、丁寧な説明で商品の魅力を伝えることが重要です。内勤営業は女性の割合が比較的多い営業職です。どの仕事も、お客さまが求めているものを正確に把握して、ぴったりなサービスを提供することで、契約が成立したときは達成感を感じられるでしょう。
必要なスキルは？
必要なスキルは？
特別な資格は必要なく、未経験であってもチャレンジしやすい仕事です。初めて会ったお客さまの要望を的確に把握して、適切な情報を提供しなくてはならないので、高いコミュニケーション能力が求められます。丁寧な接客にはビジネスマナーやプレゼンテーション力、しっかりとした商品知識も重要ですので、向上心がある人に向いています。販売や営業の経験があれば、優遇されることも。また、子連れのお客さまには絵本やおもちゃを貸してあげるなど、細やかな心遣いも必要とされます。旅行関係なら総合・国内旅行業務取扱管理者、不動産セールスであれば宅地建物取引主任者の資格など、自分の進みたい業界に関連する資格を就業前に取得しておくと、就職・転職の際に有利になります。
活かせる経験やスキル
・コミュニケーション能力
・ビジネスマナー
・提案力（プレゼンテーションスキル）
・総合・国内旅行業務取扱管理者
転職お役立ちデータ
●転職難易度 … ★☆☆☆☆
●平均給与 … 19.7万円
●求人募集の未経験OK比率 … 92.1％
●活躍の場
・1位 … 不動産 20.8％
・2位 … クレジット信販 14.9％
・3位 … 広告 14.5％
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計
身に付くこと、キャリアステップ
正しい言葉遣いや美しい身のこなしなど、基本的なビジネスマナーが身に付きます。また、日々初めてのお客さまに対応するため、臆せず明るい笑顔で対応できるようになるでしょう。短時間で商品やサービスの説明をしなければならないことが多く、短時間で魅力が伝えられるプレゼンテーション能力もつくでしょう。内勤営業は書類作成などの事務作業も行います。将来的に事務系職種に転職をしたり、営業スキルを磨き、営業職にキャリアチェンジすることも可能です。内勤営業として経験を積み、マネージメント職にステップアップするのもいいでしょう。
この仕事に就く人のナマ声！
・精神的ストレスがないのがいいです。（27歳／愛知県）
・残業が少ない。（27歳／静岡県）
・お客さまが閉店ぎりぎりに来店されたときは、それに合わせて閉店時間が遅くなる。（25歳／福岡県）
・お客さまからクレームがあったときツライです。（27歳／静岡県）
・大きい会社なので、福利厚生が充実しています。（30歳／滋賀県）
・17時に帰れる。（27歳／静岡県）
※2012年3月マクロミル調べ。全国の20-39歳の有職者女性890人を対象に調査
