【職種図鑑】販売・ショップスタッフ（コスメ・化粧品）
コスメで肌の悩みを解決する美のプロフェッショナル
仕事内容は？
コスメ・化粧品の販売・ショップスタッフの仕事は、化粧品販売店やドラッグストア、デパートの化粧品売り場などで、顧客の肌の状態をチェックして、その人に合ったスキンケアやメイク方法のアドバイスや化粧品の紹介・販売をすること。具体的には、顧客の肌質に合ったファンデーションはどれなのか、どんな口紅やチーク、マスカラ、アイシャドーが合うのかなど、商品を実際に試しながらアドバイスしていきます。ときには、その人の肌の悩みについてカウンセリングを行うことも。スキンケアやメイク方法などの知識をはじめ、高いメイク技術も求められます。企業や職場によって美容部員やビューティコンサルタント、ビューティカウンセラー、コスメアドバイザーなどと呼ばれることも。コスメやメイク方法には流行があるため、トレンドに敏感でいることや、クリエイティブな感覚が必要となる仕事です。雇用形態は正社員、契約社員、派遣スタッフ、アルバイトなど。メーカーに所属せずにフリーランスで活躍している人もいます。
必要なスキルは？
化粧品やメイクが好きということが第一条件です。特に必要な資格はありませんが、さまざまな色の化粧品を使用するため、色彩検定(R)やカラーコーディネーター検定試験(R)などの資格を持っていると評価されるでしょう。また、顧客の肌の状態をカウンセリングしたり、肌の悩みなどを聞きながらアドバイスをしなければいけないので、細やかな気配りやマナー、コミュニケーション能力が必要となります。また、顧客を相手にする仕事なので、笑顔を絶やさず、明るく接することができる人が向いています。メイクスキルは日々の努力によって得られるので、就業前から流行のメイクを研究し、腕を磨いておくといいでしょう。皮膚の構造についての知識や、美容のための栄養学の知識も身に付けておくと役立ちます。
活かせる経験やスキル
・コスメ・化粧品以外の販売経験
・飲食業界などでのサービス経験
・色彩検定(R)やカラーコーディネーター検定試験(R)などの資格
・細やかな気配りやマナー、コミュニケーション能力
・メイクアップスキル
転職お役立ちデータ
●転職難易度 … ★☆☆☆☆
●平均給与 … 17.8万円
●求人募集の未経験OK比率 … 82.9％
●活躍の場
・1位 … 商社（化粧品） 26.6％
・2位 … 化粧品 13.8％
・3位 … 小売（化粧品） 13.4％
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計
身に付くこと、キャリアステップ
化粧品の種類やその性質、ブランドなどの最先端の知識をはじめ、スキンケアやメイク技術が身に付きます。美容のアドバイスを行うには、販売員自身も美しくなくては説得力がないため、自分自身のメイク方法や、ファッションセンスも磨かれ、丁寧な接客マナーも身に付くでしょう。コスメ・化粧品の販売は実務経験が高く評価される職種なので、キャリアが長い人が多いのが特徴です。派遣スタッフや契約社員からスタートして経験を積み、社員登用をされたり、管理職へとキャリアアップする人もいます。最近では、男性化粧品の販売員も増えており、高級化粧品メーカーではカウンセリング販売に特化したスーパー美容部員の育成をしており、キャリアステップの道としても注目されています。
この仕事に就く人のナマ声！
・接客したお客さまに喜んでいただけたとき、喜びを感じます。（26歳／福岡県）
・最先端のコスメを使えるので楽しい。（27歳／埼玉県）
・仕事のスケジューリングがしやすいため、プライベートが充実しました。（32歳／東京都）
・お客さまがわざわざ自分に会いに来てくれたときは、うれしかった。（25歳／福岡県）
・いいお客さんだけではないから精神的に大変…。（27歳／埼玉県）
・仕事でミスしたときはツライ。（36歳／長野県）
※2012年3月マクロミル調べ。全国の20-39歳の有職者女性890人を対象に調査
