【職種図鑑】建築・設計・製造系関連職
世の中を動かす実感が得られ、人々の生活を支える仕事
仕事内容は?
建築・設計・製造系関連職には、ビルや建築物などを造る建築・設計関連技術者をはじめ、道路や橋、地図作りなどで活躍する測量技師、建築や土木の現場指揮をとる建築・土木現場監督、橋や道路を造る土木工事関連職、ビルや住宅の建築には欠かせない鉄筋・鉄工・躯体工事関連職、設備工事関連職、自動車のメンテナンスを行う自動車整備士など、さまざまな仕事があります。例えば建築技術者は、単に建築物を造るだけでなく、建築物の周囲の環境への影響にも責任を持つことが大切な使命です。どの仕事も体を動かしてモノ作りを行い、人々の生活を支え、生活に直結する仕事が多いのが特徴です。世の中を動かしている、人の役に立っているという実感が大きく、やりがいがあるでしょう。雇用形態は、正社員、契約社員が多いです。技術者は屋外での作業も多く、天候やアクシデントなどの影響も受けやすいので、勤務時間はさまざまですが、完全週休2日制をとる勤務先がほとんどです。
必要なスキルは?
職種により必要な資格やスキルが異なります。例えば住宅設計には、建築士、測量技師などの国家資格が、自動車整備士には自動車整備士(1級・2級・3級・特殊)の資格が必要となります。一方で資格や経験を必要とせず、未経験でもチャレンジできる求人も多くあります。スキルとしては、設計分野では建築物を機能、安全、美観などの観点から総合的に検討して設計するので、構想力や数学、物理などの理数系能力、美的センスが要求されます。施工分野では建築資材や作業員の手配、作業手順の監理、苦情への対処など、現場で処理すべき問題が多いので、判断力や監督能力、統率力、気配りなどが必要です。どの仕事も多くの関係者と協働するため、コミュニケーション能力は必須です。
活かせる経験やスキル
・建築士、測量技師などの国家資格
・自動車整備士(1級・2級・3級・特殊)の国家資格
・構想力や、数学、物理などの理数系の能力、美的センス
・コミュニケーション能力
転職お役立ちデータ
●転職難易度 … ★★☆☆☆
●平均給与 … 19.2万円
●求人募集の未経験OK比率 … 75.0%
●活躍の場
1位 … 情報処理 18.2%
2位 … 広告 9.1%
2位 … 建設コンサル 9.1%
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計
身に付くこと、キャリアステップ
どの仕事においても、フットワークが軽くなり、物事を瞬時に判断する力や現場における監督能力、統率力、周囲への気配りなどが身に付くでしょう。それぞれ専門知識や技術が必要な仕事なので、常に勉強して上を目指す向上心も備わります。自分たちが関わった建築物や製造物が目に見えるため、世の中を動かしているという実感があり、いい加減にやってはいけないという責任感や使命感なども感じるようになるでしょう。現場のスタッフを経験して、現場監督やエリアマネージャーにステップアップすることも多く、大きなプロジェクトを動かすメンバーになることも夢ではありません。