【職種図鑑】ケアマネージャー

2013年11月14日

高齢者の生活をサポートする介護のスペシャリスト

【職種図鑑】ケアマネージャー

仕事内容は?

ケアマネージャーは、介護支援専門員とも呼ばれます。寝たきりや認知症などで介護を必要とする人やその家族からの依頼に応じ、彼らのニーズや環境を考慮して、どのような介護がいいのかのケアプランを作成し、その後のフォローを行います。市町村の委託により要介護認定申請における調査も行い、要介護認定を受けるための申請を代行することも。ケアマネージャーになるには、要介護認定・要支援認定、保健医療サービス、福祉サービスなどに関する専門知識を学び、介護支援専門員実務研修受講試験に合格しなくてはなりません。この資格試験を受けるには5年以上の実務経験が必要です。ケアマネージャーの仕事は、利用される方やその家族、行政の担当者、福祉用具会社や病院関係者など、さまざまな人を相手にします。多くの人に関わり、さまざまな問題に関わるため、コミュニケーション能力が高く、気配りができる人や明るく物事を考えられる人に向いています。相談者の話に耳を傾け、相手の立場を察する能力も大事です。

必要なスキルは?

要介護認定・要支援認定、保健医療サービス、福祉サービスなどに関する専門知識に加え、ケアマネージャーの資格を取得しなければなりません。資格を取得するには、都道府県が実施する介護支援専門員実務研修試験に合格することが必須です。合格したら実務研修を受け、登録される流れとなります。実務研修試験を受験できるのは、看護師や介護福祉士など保健・福祉・医療分野での国家資格を持ち、5年以上の実務経験がある人。スキルとしては、相談者に対してわかりやすい言葉で説明したり、的確に物事を伝えられるコミュニケーション能力に加え、複数の業務をこなすため、仕事に優先順位をつけ、複数の業務を同時にこなせるセルフマネージメント力も求められます。

活かせる経験やスキル

・都道府県が実施する介護支援専門員実務研修試験
・保健・福祉・医療分野での知識・経験
・コミュニケーションスキル
・セルフマネージメント能力
・スケジュール管理能力

転職お役立ちデータ

●転職難易度 … ★★★☆☆
●平均給与 … 22.4万円
●求人募集の未経験OK比率 … 49.0%
●活躍の場
・1位 … 福祉関連 59.3%
・2位 … 医療(その他) 26.8%
・3位 … その他サービス 5.2%
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計

身に付くこと、キャリアステップ

介護・福祉に関する専門知識や技術が身に付きます。相談をされる立場なので、じっくり人の話に耳を傾け、専門用語がわからない人にもわかりやすい言葉で的確に説明をできるようになるでしょう。また、細かい仕事も多く、例えばどこに誰にどのように、どんなタイミングで書類を出すのか、ファクス でいいのか、直接持っていくのか、個人情報の取り扱いはどうすればよいかなど、複数の業務を同時にこなす能力やスケジュール管理能力も備わります。近年、介護サービスを受ける人が増加していることから、ケアマネージャーが数多く求められています。未経験者は、医療や介護の現場でホームヘルパーや介護福祉士として実務経験を積み、ケアマネージャーにステップアップしています。

この仕事に就く人のナマ声!

・年収が上がった!(38歳/神奈川県)
・育児休暇を取っている人が多く、育児をしながらの仕事ができる環境がある。(31歳/埼玉県)
・資格が活かせる。(29歳/兵庫県)
・利用者や家族より無理難題を言われたとき大変だと思います。(31歳/和歌山県)
・介護保険のルールがややこしい。(29歳/兵庫県)
・自分が良いと思うことが相手に伝わらず、違う方向へと向かってしまうときつらいです。(31歳/埼玉県)
※2012年3月マクロミル調べ。全国の20-39歳の有職者女性890人を対象に調査

ケアマネージャーのお仕事を探す

仕事内容まるわかり職種図鑑
その他の介護・福祉図鑑をみる