【職種図鑑】保育士

2010年01月01日

保育所や児童福祉施設で、子どもの成長をサポートする専門家

【職種図鑑】保育士

仕事内容は?

保育所や児童福祉施設で、主に〜6歳までの未就学児を預かり、保育をします。子どもを心身ともに保護するだけでなく、一緒に遊び、触れ合いながら、子どもたちの考える力や感受性を育てることも大事な役割。子どもが眠っている時間や帰宅後は、施設の掃除や翌日の準備など、子どもの世話をする以外にもたくさんの仕事があります。結婚や出産後も働く人が多く、年齢に関係なく続けられる職業です。保育士は女性が多いですが、近年、男性保育士のニーズも高まっています。保育士職場は保育所が多いですが、乳児院、児童養護施設、母子生活支援施設、知的障害児施設などで働いている人も。勤務形態は、保護者の送迎時間を考慮し、早朝や夜間保育を行う保育所などでは交代制勤務を採用しているところもあります。休日は週休2日制が増えていますが、多くの保育所は土曜日の保育を行っているため、休日の曜日を決めずシフト制にしているところが多いようです。保育士として働くためには、国家資格が必要となります。

必要なスキルは?

保育士には、国家資格が必要です。資格取得には大学、短大、専門学校などの保育士養成課程で所定の課程を修了するか、保育士試験に合格するかの2通りがあります。必要なスキルとしては、子どもが好きなことが第一条件ですが、仕事となると楽しい面だけではないので、責任感や忍耐力も必要です。また、子どもを抱き上げたり、着替えさせたりと身体を使うことも多いです。保護者と常に緊密な関係を築く必要があるので、人と接することが好きで、明るい対応ができ、許容範囲が広い人が向いているでしょう。また、性格の異なるさまざまな子どもたちを受け入れられる広い心や感受性、柔軟性、臨機応変に対処できる判断力も求められます。

活かせる経験やスキル

・保育士の国家資格
・コミュニケーション能力
・広い心と感受性や柔軟性
・臨機応変に対処できる判断力

転職お役立ちデータ

●転職難易度 … ★★☆☆☆
●平均給与 … 17.8万円
●求人募集の未経験OK比率 … 63.8%
●活躍の場
・1位 … 幼稚園・保育園 45.0%
・2位 … 福祉関連 12.2%
・3位 … サービス 9.1%
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計

身に付くこと、キャリアステップ

子どもに対する優しさや責任感、忍耐力が身に付きます。また、ゲーム、音楽、図画工作などを指導する技術もつくでしょう。キャリアとしては、保育士として実績を積み、保育士のスペシャリストとして道を極める人が多い職業です。また、近年、結婚、出産後も仕事を続ける女性が増えており、幼稚園と保育所の両方の機能を持つ認定こども園が設立され、その数が徐々に増えています。そのため保育士の資格を持ちながらも、同時に幼稚園教諭の資格を取得する人も増えてきています。

この仕事に就く人のナマ声!

・あまり残業がなく、自分の時間が使えます。(34歳/東京都)
・子どもの成長を見たとき、やりがいを感じます。(27歳/東京都)
・ベテランの先生の保育をみて学べます。(24歳/兵庫県)
・園長先生が独特で対応が大変。(36歳/東京都)
・日々の保育に追われる中での書類の多さに疲れます。(24歳/東京都)
・時間が不規則。(30歳/愛知県)
※2012年3月マクロミル調べ。全国の20-39歳の有職者女性890人を対象に調査

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