【職種図鑑】ネイリスト

爪のケアからアートまで、爪を美しく見せるスペシャリスト

仕事内容は？

ネイリストは、ネイルサロンにて爪の美容と健康を保つためにネイルケアを施したり、つけ爪やジェルネイルの施術を行います。具体的には、ネイルケアやカラーリング、人工爪作り、ネイルアートのほか、専門器具を使った二枚爪や薄い爪などのケア、甘皮の処理、角質の除去、爪への栄養補給、ハンド・フットマッサージなど。ネイルアートにもつけ爪やエクステンション、スカルプチュア、ジェルネイルなどさまざまな技術や流行があります。日々勉強を重ね、最新の技術とトレンドを追い続けられる人が向いています。主な職場はネイルサロン、美容室、エステティックサロンなど。雇用形態は正社員、契約社員、アルバイトなどさまざま。実務経験を積み、サロンを開業したり、ネイルアーティストとしてフリーランスで働くという方法も。ネイリストになるには、ネイルサロンに直接就職して見習いとして研修や実習を受けながら実務経験を積む場合と、専門スクールで専門知識や技術を学ぶ場合とがあります。

必要なスキルは？

ネイリストになるための必須資格はなく、未経験でもチャレンジ可能です。日本ネイリスト検定試験センターが主催する技能検定試験（1級〜3級）に合格していると就職・転職に有利となる場合があります。検定試験の内容は、爪の生理学、衛生、消毒などの専門知識、爪の手入れやアートテクニックなど。基本的な技術や知識は、専門学校や養成所に通って身に付けるのが一般的です。お客さまと向き合う仕事なので、人と接することが好きで、お客さまをリラックスさせる話術やコミュニケーション能力を持った人が向いています。そういった意味で、美容や接客・サービス経験があれば活かせるでしょう。また、細かな作業が多いので手先が器用なことはもちろん、鋭い美的センスが求められる仕事です。

活かせる経験やスキル

・日本ネイリスト検定試験センターが主催する技能検定試験（1級〜3級）
・接客スキル
・相手をリラックスさせるコミュニケーション能力
・手先の器用さ
・美的センス

転職お役立ちデータ

●転職難易度 … ★★★☆☆
●平均給与 … 17.4万円
●求人募集の未経験OK比率 … 51.3％
●活躍の場
・1位 … 理容・美容　67.0％
・2位 … エステティック　14.1％
・3位 … 医療（その他）　2.5％
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計

身に付くこと、キャリアステップ

基本的なネイルケアから最先端のネイルアートまで、ネイルに関する技術を身に付けられるのはもちろん、お客さまへの接客対応なども学べます。サロンによってはハンド・フットマッサージの技術も身に付き、経験を積めばお客さまに対して流行のネイルやスタイルなどを提案できるようになり、指名をされるようになるでしょう。ネイリストは、資格や実績があれば、多少のブランクがあっても比較的再就職がしやすい仕事。ただし、採用されるのは即戦力となる人に限られるので、休んでいる間でも流行をチェックしたり、腕が鈍らないようにしておくことが必要です。また、狭いスペースでも開業できるため、マンションの一室などで自宅サロンを開くなど、女性が独立開業しやすい仕事です。

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