転職未経験者向け面接対策：面接でよく聞かれる質問６
転職活動の中でも、合否を分けるキモとなる面接。特に転職未経験者の場合は、失敗したくないと思うあまり、緊張して思うように答えられないことも多いですよね。そこで編集部が、面接でよく聞かれる質問と答え方を教えます。
【質問１】なぜ当社に応募をしたのですか？
◆ポイント：入社の意欲や仕事への熱意を具体的にアピールしよう
人事担当者は、入社の意欲や仕事の熱意が本物であるのかどうかを確認しています。中途半端な気持ちで応募していないこと、その会社で経験を積みたいこと、その仕事を長く続けていきたい理由などを具体的にアピールしてください。
◆答え方：未経験でファッション販売に応募する場合
「学生時代からファッション販売の仕事に興味がありましたが、新卒時は親のすすめで事務職に就きました。けれども、どうしてもあきらめられず、チャレンジしたいと思い応募しました。これまで培ってきた知識・センスを活かしてお客さまに喜んでいただき、ゆくゆくは店長としてお店や会社のために貢献したいと思っています」
【質問２】なぜ●●（職種）をやってみたいと思いましたか？
◆ポイント：対策応募職種の仕事を理解しているかその仕事でしたいことを伝えよう
未経験職種に応募する場合などに聞かれる質問。採用担当者は「前職がイヤだから選んだのか？」「単なる憧れで応募したのか？」など、応募職種への本気度を測っています。だから応募職種の仕事内容を理解していること、仕事に就いた場合に何をしたいのか具体的に伝えましょう。
◆答え方：未経験でウエディングコーディネーターに応募する場合
「雑誌の記事で仕事内容、やりがい、苦労を知りました。人のために何かがしたい、人の笑顔に触れられる仕事がしたい、と以前より思っていましたので、お客さまの最高の瞬間を一緒に作り上げていけるウエディングコーディネーターの仕事に興味を持ちました。この仕事を通して、自分を成長させていきたいと強く願っています」
【質問３】当社のことは知っていますか？
◆ポイント：店舗・商品は事前にチェック、具体的にどこが魅力か伝えよう
応募企業に関する知識や入社への熱意を聞く質問。面接前には、企業ホームページで事業内容、売り上げ状況や株価情報（上場企業のみ）などの会社概要を必ずチェックすること。さらに店舗があるなら店舗見学をする、買える商品やサービスならば試す、などして「知っています」だけではなく、「ここが好きです」など具体的に応募企業の魅力を伝えましょう。
◆答え方：アロマセラピストに応募する場合
「御社の目指す『お客さま一人ひとりに寄り添う施術』というコンセプトに大変共感しております。アロマが好きでこれまでさまざまなサロンを利用していますが、○○サロン（応募先）のアロマオイルへのこだわりやスタッフの気遣い・施術など、自分の理想とする姿だと思っております」
【質問４】当社でどんな仕事をしていきたいですか？
◆ポイント：どのような経験を積みたいのか、将来像をまじえて答えよう
将来どんなふうになっていきたいかというキャリアプランの具体性で、入社への意欲を判断する質問。応募企業でどのような経験を積みたいのか、自分なりの将来像を考えておきましょう。
◆答え方：店長候補（飲食）に応募する場合
「店長候補として、接客やサービススキルを磨いて、店長を補佐しながらアルバイトスタッフをまとめ店舗を盛り上げていきたいです。そして将来は新規店の店長としてゼロから店舗運営に関わりたいです」
【質問５】いつ入社できますか？
◆ポイント：引き継ぎや就業規則を踏まえ入社時期を即答できるように
在職中である場合は、必ず聞かれる質問。仕事の引き継ぎ状況や勤務先の就業規則も踏まえ、いつ入社できるか即答できるようにしておきましょう。すでに退職をして転職活動中ならば「すぐに入社できます」と答えるべき。
◆答え方：退職日が決っていない場合
「退職日は決っていませんが、現社の就業規則では1カ月前に退職を申し出ることになっています。引き継ぎも1カ月で十分だと思いますので、上司と相談して正確な日程を決めますが、内定のご連絡から約1カ月後には入社が可能だと思います」
【質問６】最後に何か質問はありますか？
◆ポイント：仕事や事業内容は思うとおりに。給与や待遇は聞き方に注意しよう
本当に知りたいことがなければ、「ありません」でOK。詳しい仕事内容や事業内容は思ったとおりに聞けばいいですが、給与や待遇は聞き方を間違えると、それだけにこだわっていると思われるので質問の仕方には気をつけましょう。
◆聞き方：給与を知りたい場合
「参考のためにおうかがいしたいのですが、御社の求人広告には固定給20万円以上とありました。御社で私と同程度の経験を持つ方は、どの程度の給与水準でしょうか？ また手当などはありますか？」
【まとめ】
上記はあくまで一例。転職活動をする際に、これまでの経験と今後のキャリアプランをしっかり整理しておけば、どんな質問にも答えられるはず。自信を持って堂々と面接担当者の目を見て答えるのも大切ですよ。