U29(ユニーク) 女子プロジェクト

映画の女性主人公に学ぶ!現状から一歩踏み出す決断をする方法

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「現状を変えたい。だけどいまひとつ一歩踏み出す勇気がでない…」そんなとき、誰かに相談するのもいいですが、たまにはゆっくり映画を見てみるのもいいのではないでしょうか? 今回は「ヒロインが現状打破の一歩を踏み出す映画」を紹介し、映画に込められたメッセ―ジと、現状から動き出したくなるポイントを紹介します! みなさんにぴったりの主人公がきっと見つかるはずです。

1.過去から解放されたいあなたに!

『くちびるに歌を』(2015年)

(あらすじ)
新垣結衣演じるプロピアニストのユリは、コンサートの直前に婚約者を交通事故で無くし、ピアノが弾けなくなってしまいます。すべてのことに対してやる気を失ってしまったユリでしたが、古くからの知人のお願いで故郷である五島列島の中学校の合唱部の顧問をすることに。生徒の悩みや葛藤に触れるうちにピアノが弾けるようになっていくユリの成長が、見る人の背中を押す作品です。

(ポイント)
過去に大きな挫折や失敗を味わい前向きに生きられなくなっていた主人公が、「生徒のために、自分のために」と再びピアノの前に立つ姿に勇気をもらえます。「このままではいけない、過去から解き放たれたい」と感じている人こそ、この映画は響くことでしょう。
「環境の変化が自分を助ける」というメッセージも込められており、新たな世界に飛び込もうとする人の背中をそっと押してくれるはずです。

2.同じような日の繰り返しに飽き飽きしているあなたに!

『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001年)

(あらすじ)
飲んだくれで太め、冴えない出版社で働く32 歳のブリジット・ジョーンズが主人公のラブコメディ。恋をするためにダイエットを決意したブリジットが、複雑な男女関係に巻き込まれていく様子にハラハラ・ドキドキできます。

(ポイント)
恋をするために痩せようと努力する様子は等身大の女性そのものですが、それよりも「自分が変わろうとすることで、周囲の環境も変わっていく」というメッセージに感銘を受けるはずです。毎日が退屈だと感じている方は、ぜひこの作品を通して「変化すること」にポジティブなイメージを持ってもらえればと思います。

3.「人生を変える一歩」を知りたいあなたに!

『バーレスク』(2010年)

(あらすじ)
アイオワ州の田舎でウェイトレスとして働きながらも歌手を夢見るアリはある日、ロサンゼルスに行き、「バーレスク・ラウンジ」に一目惚れします。舞台の華やかさに感動したアリはウェイトレスとして働くことに。後にチャンスがあり、バックダンサーとして出演。ステージ上でのアクシデントをチャンスに変えて、アカペラで歌って観客や経営者を虜にします。その後も「バーレスク」の経営をめぐる騒動などに巻き込まれながら成長していくアリの姿を描いたミュージカル映画です。

(ポイント)
主人公アリの最大の武器は、行動力! 田舎から都会にやって来た彼女が自らの手で成功を手にする流れと、憧れを叶えるために自らの意思で行動する力強さに勇気づけられるはずです。「どうにも一歩を踏み出せない…」という人にこそ、見てもらいたい作品です。

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4.「失恋してから出会いがない…」と思わず嘆いてしまうあなたに!

『ホリデイ』(2007年)

(あらすじ)
新聞社でコラムニストとして働くアイリスは、恋人がほかの女性と婚約することを知り、失恋。休暇を取って旅に出ようと思い、家を交換するホーム・エクスチェンジのサイトを見ていたところ、映画予告編製作会社の社長アマンダと出会い、一定期間、家を交換することに。二人は見知らぬ土地に住むという一歩を契機に異性との大切な出会いをし、それぞれ事態が好転、新たな恋に踏み出していくことになります。

(ポイント)
環境が変わると出会う人間も変わることを、映画を通して実感することができます。ひとつの決断・行動をきっかけに、状況が好転していくことを描いた今作を見て、「このままではいけない」と新たな一歩を踏み出したくなることでしょう!

5.失敗の連続で、現状に疲れ果てたあなたに!

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(2008年)

(あらすじ)
恋人の心変わりで失恋をしたエリザベスは新たな恋に踏み出すために、自分探しの旅に出ます。旅先では遊び呆けるわけではなく、働きつつさまざまな人を観察し、接することで、自分を見つめなおして自信を取り戻し、立ち直っていきます。

(ポイント)
失敗したときに自暴自棄になるわけではなく、失敗を昇華するシーンにヒロインの成長を感じられる作品。マイナスの状況を打開し、視界が晴れていく様子を見れば、あなたもきっと行動してみたくなるはずです。

6.日々に流されず、自分と向き合いたいあなたに!

『リトル・フォレスト(夏・秋)』(2014年)

(あらすじ)
都会に馴染めず実家がある田舎に戻ってきた主人公が、野菜を作って自給自足の生活をしながら、自分自身と向き合っていく物語。自然の美しさと、おいしそうに撮られた食べ物と、ゆっくりと進むストーリー展開に自然と心が癒されるヒューマンドラマです。続編に『リトル・フォレスト(冬・春)』があります。

(ポイント)
淡々と、しかし美しく描かれる映像とストーリーは、スローライフ願望を刺激しますし、仕事に追われて自分を見失いがちな人の心に刺さるはずです。「最近、自分自身のことを考える時間が取れていないな」と思う人は、この作品をきっかけに自分の将来のことなどを考えてみるのはいかがでしょうか。

まとめ

どの作品も「マイナスの状況」もしくは「このままでもよいが何か自分を変えたい状況」
から、主人公自らの足で歩み始めるストーリーが描かれています。こうした負の状況や焦りは、人生を変えられる原動力であり、チャンスでもあることを伝えてくれます。
もし、いまあなたが仕事、恋愛、過去の失敗などのしがらみに悩んでいるのであれば、今回ご紹介した作品のヒロインのように、まずは一歩目を踏み出してみるのはいかがでしょうか?

 

(監修/サトウダイスケ)

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