【職種図鑑】調理スタッフ・パティシエ・栄養士・管理栄養士

2013年12月26日

調理、献立提案、栄養指導など行う「食」に関する専門家

調理スタッフ・パティシエ・栄養士・管理栄養士

仕事内容

調理スタッフ・パティシエは、レストランやカフェ、居酒屋などの飲食店で調理を行ったり、ケーキやクッキー、チョコレート製品、アイスクリームなどさまざまな洋菓子を作るのが仕事です。具体的には、材料の仕入れから調理の下準備、調理、盛り付けまでを行います。調理は、それぞれ担当を決めて作業を行うことが多いですが、就業先によっては1人で複数の作業をこなすこともあります。栄養士・管理栄養士の仕事は飲食店や食品メーカーなどで食事作りやメニューを栄養学面からサポートします。メニューの栄養分析や栄養バランスを考えた献立を提案していくのも仕事のひとつです。栄養士と管理栄養士の違いは、より専門的な知識と技術に基づき、一人ひとりの病気や体質などに応じた栄養指導を中心に行うのが管理栄養士。勤務先は、どちらも病院や老人福祉施設などですが、管理栄養士は栄養士よりも大きな施設で働くことが多いです。調理スタッフ、パティシエは、年齢に関係なく、アシスタントからスタートすることが多いでしょう。

必要なスキルは?

調理スタッフ、パティシエになるために必須の資格はありません。パティシエの場合、関連の国家資格として食品の衛生知識を問う製菓衛生師や、技術水準のめやすとなる菓子製造技能士があり、取得しておくと転職や将来の独立に有利でしょう。調理スタッフも、調理師免許を持っていると役に立ちます。未経験でもチャレンジできる求人も多いですが、最初はアシスタントとして働き、経験を積んで一人前になっていくことが多いです。栄養士・管理栄養士には資格が必要です。栄養士は専門の養成学校を卒業すれば資格を取得可能です。管理栄養士は国家試験に合格することが必須で、管理栄養士養成施設を修了するか、養士養成施設を修了し栄養士としての実務経験と積むことで受験資格が得られます。

活かせる経験やスキル

・国家資格(栄養士、管理栄養士)
・製菓衛生師・菓子製造技能士(パティシエ)
・調理師免許(調理スタッフ)

転職お役立ちデータ

●転職難易度…★★★☆☆
●平均給与…20.8万円
●求人募集の未経験OK比率…50.0%
●活躍できる業種
1位……広告 26.9%
1位……飲食 26.9%
3位……レストラン(総合) 23.1%

身に付くこと、キャリアステップ

「食」や「調理」に関するさまざまな知識や技術、スキルが身に付きます。食事や食生活、健康に関心があり、常に勉強する姿勢があれば、より専門性の高い仕事をすることができるでしょう。どの仕事も複数の人と協働をしたり、指導を行う相手がいるので、場を円滑にするコミュニケーション能力もアップします。調理スタッフ、パティシエの場合、腕がよければ他店からスカウトされたり、海外で活躍するチャンスも訪れることも。栄養士、管理栄養士は、フードコーディネーター、サプリメントアドバイザー、ベジタブルマイスター、健康運動指導士、公認スポーツ栄養士、食育アドバイザーなどの資格を同時に取得すると、活躍の場が広がり、将来フリーランスとなることも可能でしょう。

この仕事に就く人のナマ声!

・尊敬する同僚と一緒に仕事が出来た。(28歳/岐阜県)
・忍耐力がつき、精神面も強くなった。(36歳/佐賀県)
・残業が少ない。(33歳/東京都)
・新しい仕事を任せられて自信がなかったとき、大変だと思いました。(36歳/佐賀県)
・人間関係が大変。(33歳/東京都)
・小さい会社なので上司の言うことは絶対。(30歳/長崎県)

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