【職種図鑑】営業・企画営業

2010年01月01日

会社が提供する商品・技術・サービスをセールスする会社の根幹を支える専門職

【職種図鑑】営業・企画営業

仕事内容は?

会社は自社製品を商品・技術・サービスといったさまざまな形で販売をして利益を得ています。営業はそれらの製品を多くの人に知らせ、購入するように促すことで対価を得て、会社に売り上げ・利益をもたらします。企画営業は、さらにクライアントの課題を見つけ、解決するための戦略を考えて企画・提案を行います。どれだけ高品質の製品でも、営業力がなければ売れません。つまり、営業・企画営業は会社の根幹を支える専門職といえるでしょう。営業職は毎日たくさんの人に会うため、人とコミュニケーションをとることが好きな人に向いています。目標やノルマがある場合があり、向上心がある人にはやりがいがあるでしょう。営業は会社の生命線のため、あらゆる業種で求められています。雇用形態も、正社員のほか契約社員、派遣スタッフと幅広く、営業成績によって給料が決まる歩合制の契約形態もあります。常に人材ニーズがありますが、英語などの語学スキルがあると就職や転職の際にアピールできて有利でしょう。

必要なスキルは?

営業・企画営業に必要なのは、第1に「人が好きで、会話のキャッチボールができること」。商談の場では、自分が伝えたいことをわかりやすく話す力はもちろん、相手の話を聞く力も不可欠。会話の中で、相手のニーズや課題を引き出す能力が求められます。第2に「好奇心や向上心」があること。クライアントごとに抱えている課題やニーズは異なります。普段から経済や業界動向、法改正など社会の動きをチェックして、よりよい企画・提案ができる下地を作っておきましょう。また、営業職はクレーム対応や目標へのプレッシャーにも対面するため、目の前の状況に前向きに向き合えることも重要です。人に会う仕事なので相手に不快感を与えない身だしなみとビジネスマナーも大切です。

活かせる経験やスキル

・わかりやすく話す力
・相手の思いを察知する力
・相手のニーズや課題を引き出すヒアリング力
・情報収集力や冷静に物事を処理する力
・相手に不快感を与えない身だしなみとビジネスマナー
・英語などの語学力

転職お役立ちデータ

●転職難易度 … ★☆☆☆☆
●平均給与 … 22.5万円
●求人募集の未経験OK比率 … 89.7%
●活躍の場
・1位 … 広告 53.8%
・2位 … 生命保険 5.9%
・3位 … 広告代理店 5.2%
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計

身に付くこと、キャリアステップ

営業職は、経営者から現場のスタッフなど、さまざまな立場の人と接する仕事です。それぞれの立場や気持ちを配慮しながら仕事を進めるため、高いコミュニケーション能力が培われますし、商談の数をこなすことで提案力や情報収集力も身に付くでしょう。大手企業では他部署と協働することも多く、調整力はもちろん、自身の立場や役割を踏まえ、どう行動すべきかを考える習慣がつくでしょう。ベンチャー企業では任せられる範囲が広いため、自分の頭で考え行動を起こす習慣や、積極的に意見を述べる力が身に付きます。優秀な営業力はどの業界においても重宝されるため、業界を超えた転職も有利です。経験を積んだ後は、マネージメント職に就いたり、独立する人も多い職種です。

この仕事に就く人のナマ声!

・場数をこなすことでコミュニケーション能力や提案力が身に付き、営業スキルが自然と上達しました。(28歳/千葉県)
・努力した成果が数字でわかる。(35歳/神奈川県)
・お客さまにありがとうと言われたとき、やりがいを感じます。(22歳/三重県)
・業界について知っておかなければならないことが多く、常に勉強が必要です。(25歳/大阪府)
・重いカバンを持ちながら歩くため、体力的にきついことがある。(37歳/東京都)
・プレッシャーが常にある。(31歳/神奈川県)
※2012年3月マクロミル調べ。全国の20-39歳の有職者女性890人を対象に調査

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