【その他オフィス系ワーク】で働く女子のクチコミュ[24]

掲載日2005/07/30
オフィスワーク系

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その他オフィス系ワーク

サービス系
裁判のための調査や資料・書類作成などを行う弁護士の補佐役・パラリーガル。弁護士と一緒に依頼者から感謝される満足感がやりがいに
いおなさん(26歳・女性・経験3年6ヶ月)
お仕事内容
弁護士4名、事務職員7名の法律事務所でパラリーガルをしています。パラリーガルという仕事は、法律事務所における一般の事務職とは仕事内容が異なります。具体的には、弁護士が抱えている案件の内容に深く関わり、問題解決の提案を行ったり、解決のための方針検討や調査(実地調査も含む)を行ったり、実際に裁判所に提出する裁判書面の下書きを行ったりします。私の所属する事務所の事務職員は、7名のうち、4名がパラリーガル、3名が(新人職員のため)パラリーガルを目指す一般事務職員で構成されています。一日の仕事の流れは、弁護士から任されている上記のような仕事を、急ぎのものから処理し、一日中、書面作成でパソコンと睨み合っていたり、法律書を読んだり、判例を調査したり、裁判所に出かけたり、実地調査に出かけたりと、本当にお大忙しで、息つく間もありません。毎日はだいたいこの繰り返しですが、特に裁判期日の前は、忙しさが増し、弁護士と一緒に午前様ということも。正直言って、忙しさや扱っている内容に対する責任の重さ、難解さに、つらいと感じることもありますが、それ以上の達成感を得られるのがこの仕事です。依頼者の方から感謝されるときの満足感を、弁護士と一緒に得ることができます。活かせているスキルは、文章力(書面作成)・ワード、エクセル力(データ分析や表作成を良く行うため。といっても中級程度で十分です)、コミュニケーション能力(依頼者の方から事情を聞き取り、陳述書の下案を作成したりするため)などです。
この仕事を選んだ理由は?
大学時代から、法律に携わる仕事に就きたいと思っていました。何気ない日常生活の一場面にも、法律が複雑に絡んでいます。それを見出すのは興味深いことです。
この仕事をどうやって見つけたの?
大学時代から、法律に携わる仕事に興味を持っていました。しかし、新卒採用はないと思っていたので、一般企業に就職し、社会経験を身に付けてから転職しようと考え、新卒就職から8カ月後に実行しました。具体的には、前職で社会生活のマナーやPCスキルを磨き、そろそろと思うころ、とらばーゆで見つけた「未経験者歓迎」の法律事務所に応募し、作文試験と面接を受け、内定しました。その当時は、法律事務職員が人気のある仕事だと知らなかったので、驚いたのですが、結構な競争率だったようです。特別に法律の勉強をしたことがあったわけでもなかったのですが、熱意や文章力が評価されたようでした。もちろん、入っていきなりパラリーガルとして活躍できたわけではありません。一般事務から始まり、努力と経験を重ねて現在に至ります。
やりがいを感じる時は?
"専門知識・技術が身につく,世の中に役立つ,自分のやったことが形に残る"
成長できたことは?
今の仕事に就く前は、自分に自信がなく、自分は何をやってもダメな人間だとさえ思っていました。しかし、依頼者の方の法律紛争の苦境を目の当たりにし、それに対し真正面から取り組んでいくことで、問題解決の力がつきました。この仕事を三年続けてきた今、最もしっくりくる格言は「案ずるより生むが易し」。実際に依頼者の方、弁護士、職場のパラリーガル仲間とともに、たくさんの難解な問題を乗り越えてきたことが、現在の自信につながっています。また、パラリーガルになったことで、日常生活で役立つ法律知識がひととおり身に付きました。少なくとも、人生で失敗することはなさそうです(笑)。
この仕事をしている人に共通していることは?
責任感が強い長女タイプ。やったことのないこと、難しそうなことにも、躊躇せず取り組む姿勢がある。法律知識を得ることに喜びを感じている人。
気分転換・ストレス発散法は?
仕事中は、パラリーガル仲間との雑談。仕事外では、パラリーガル仲間と打ち上げ!本当に仲の良い職場なんです。仕事上の信頼関係は人間同士の信頼関係につながります。後は、個人的な趣味に時間を費やす。ドライブ。ペットと遊ぶ。ショッピングなど。
お仕事DATA
  • 雇用形態正社員
  • 年収380万円
  • 経験年数3年6ヶ月
  • 勤務地神奈川県その他
  • 出社・退社時間09:30〜21:30
  • 1日の勤務時間約12時間
  • 今の仕事に就いた年齢22歳
仕事の「やりがい」
  • 専門知識・技術が身につく
  • 自分のやったことが形に残る
  • 世の中に役立つ
この仕事にチャレンジする人へのアドバイス
法律事務所は、ほとんどがまだ個人事業なので、事務所によって本当にカラーが異なるようです。私は一つの事務所しか受けずに、たまたま自分のやりたい仕事とぴったりマッチする事務所に就職できましたが、はっきり言って運が良かったと思っています。法律事務所でパラリーガルをやりたくても、コピー等の一般事務しかやらせてくれない事務所に入ってしまったり、あるいは、一般事務がやりたいのに、パラリーガルへの厳しいステップアップを求められたりして、自分のやりたかったことと食い違ってしまい、結局短期間で辞職してしまうのは本当に残念なことです。自分の求める仕事が出来る仕事場を見つけるために、なるべくたくさんの事務所を訪問することをお勧めします。ただ、いずれにしても「法律に興味がある!」ということは必須条件だと思います。