「トライアル雇用」の用語解説
2013年09月27日
■トライアル雇用(トライアルコヨウ)
ハローワークの紹介で企業と3カ月以内の有期雇用契約を結び、契約期間終了後に正社員として採用されるという制度。実際に働くことを通じて、企業が求める適性や能力・技術を把握することができます。トライアル雇用期間中も「労働者」にあたるため、労働基準法などの法律が適用され、もちろん賃金も支払われます。
希望する仕事に就ける可能性や就職の機会が広がるだけでなく、お互いを理解したうえで常用雇用へと移行するため、就職後も安心して仕事を続けることができます。ただし、トライアル雇用期間が終了した時点で、企業が求める業務遂行の能力を満たしていないと判断した場合などは、常用雇用へ移行しないこともあります。
なお、母子家庭の母、生活保護受給者、季節労働者など、一定の条件を満たす場合は、「職業経験、技能、知識などから安定した職業に就くことが困難なためトライアル雇用が必要」と認定され、国から企業に「トライアル雇用奨励金」が支給されます。