【職種図鑑】スタイリスト

2013年12月26日

知識やセンスを活かして流行を発信する仕事

スタイリスト

仕事内容

スタイリストは、テレビ・CM・映画の撮影やステージなどに出演する俳優や女優、モデル、アーティストに服やアクセサリーなどをコーディネートする仕事です。現場ではモデルやタレントの服装、コーディネートのチェックも行います。決められた予算内に収めるため、ショップやファッションブランドなどに協力依頼をしたり、レンタル品を交えながら必要なアイテムを揃えなければなりません。働き方としては、事務所に所属するか、フリーランスで活動するかの2タイプに分かれます。事務所を経てフリーランスになる人も。多くはアシスタントからスタートして経験を積み、一人前になります。スタイリストにはファッションセンスはもちろん必要ですが、それだけでなく細部にまで気を遣う心配りができることが重要です。撮影やステージを作る作業には、モデルやカメラマン、ヘアメイクに出版社に制作会社のスタッフなど多くの人が関わります。現場で周囲に気配りができ、いるだけでその場が明るくなるような人が向いているでしょう。

必要なスキルは?

資格は必要ありませんが、アパレルメーカーや広告制作会社、スタイリスト事務所などでの実務経験があると有利です。ファッションや音楽、映画などに関する深い知識があれば、クライアントの要望に応えられ、次の仕事につながります。また、ほとんどの場合アシスタントからスタートするため、雑用をこなす中で「どうしてもスタイリストになりたい」という情熱を持ち続けられる人が向いています。さらに、知り合った人を自分の人脈に加えて仕事に生かしていくパワーも大切な条件。多くの人と関わる仕事なので、コミュニケーション能力や細かい気遣い、挨拶や礼儀、マナーも欠かせません。また、インテリア、食器、雑貨など特定の分野の専門知識を持っていると仕事の幅が広がるでしょう。

活かせる経験やスキル

・ファッションや音楽、映画などに関する深い知識
・情熱や向上心
・コミュニケーション力
・細かい気遣い、挨拶や礼儀、マナー
・インテリア、食器、雑貨など特定の分野の専門知識

転職お役立ちデータ

●転職難易度…★★☆☆☆
●平均給与…20.1万円
●求人募集の未経験OK比率…78.1%
●活躍できる業種
1位……衣料 15.6%
2位……広告 12.5%
3位……写真スタジオ 6.3%

身に付くこと、キャリアステップ

スタイリング・コーディネートに関する幅広い知識と技術はもちろん、細やかな気配りのできる接客方法などが身につきます。たくさんのスタッフと協働するため、スピーディに仕上げる技術や、高いコミュニケーション能力も身につくでしょう。スタイリストとして一人前になるためには、有名スタイリストのアシスタントになるのが一番の近道。仕事をしながらプロのやり方を勉強し、技術やセンスを身につけます。また、スタイリスト事務所やアパレルメーカーに入社して、経験を積んだ上でスタイリストになるケースもあります。技術を磨き、実績が認められるようになると、番組や出版社、タレントなどの専属スタイリストとして仕事をもらうことも増えるでしょう。

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