【職種図鑑】販売・ショップスタッフ(アパレル・ファッション)

2010年01月01日

お客さまの好みや希望を考慮しながら、トータルな着こなしを提案する仕事

【職種図鑑】販売・ショップスタッフ(アパレル・ファッション)

仕事内容は?

販売・ショップスタッフ(アパレル・ファッション)は、高級ブティックをはじめ、ファッション専門店、百貨店の中の服飾ショップや個人経営の店舗などで勤務します。主な仕事は、店舗での接客やレジ販売のほか、商品がそろっているか、きれいにたたまれて配置されているかのチェックなど。主力商品をディスプレイし、利用客に店の個性をアピールしたり、商品の並べ替えや、売り上げが良くない商品の入れ替えなども行います。また、単に商品を売るだけでなく、利用客の好みや希望に合わせて商品を提案したり、トータルファッションをアドバイスすることも求められます。販売する商品の特性を把握し、素材・色・形など最新の流行を知っていること、利用客にアドバイスする上で、ショップスタッフとしてその店の商品にふさわしいセンスある着こなしをしていることも重要でしょう。正社員・契約社員としての雇用のほか、派遣スタッフやアルバイトとして採用されることも多く、未経験の求人も多い仕事です。

必要なスキルは?

特に必要な資格はありませんが、扱う商品やサービスによって専門知識や資格が必要な場合もあります。利用客の好みや希望を会話の中から引き出すコミュニケーション能力も必要なスキルといえるでしょう。加えて接客の際に自然な笑顔でお客さまを迎えられることも重要。就業後に接客応対の基本的なコミュニケーションスキルや販売知識を深める研修が行われるケースも多いので、未経験であっても活躍できる仕事。流行や最新ファッションの情報にも常に敏感でいることや、コーディネートを提案する上での高いファッションセンスはすぐに身に付かないため、就業前から心がけておくといいでしょう。

活かせる経験やスキル

・接客の短い時間で相手の好みや希望を引き出すコミュニケーション能力
・アパレル以外の販売経験
・飲食業界などでのサービス経験
・販売士(1級〜3級)やファッションコーディネート色彩能力検定などの資格

転職お役立ちデータ

●転職難易度 … ★★☆☆☆
●平均給与 … 18.7万円
●求人募集の未経験OK比率 … 79.7%
●活躍の場
・1位 … 小売(婦人服) 9.3%
・2位 … 商社(婦人服) 9.3%
・3位 … 商社(アパレル) 9.1%
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計

身に付くこと、キャリアステップ

相手の気持ちを汲み取るコミュニケーション能力や接客マナー、高いファッションセンスが身に付きます。お客さまとのやりとりの中で、商品に関する知識はもちろん、利用する用途など多岐にわたる話題に対応できる情報や知識を敏感に取得するスキルも磨かれるでしょう。キャリアステップはブランドにより異なりますが、販売スタッフとして実務経験を積んだ後に、店長、エリアマネージャーなどへステップアップする人も多く、中には本社勤務となる人もいます。また、若いうちはカジュアルショップ、年齢を重ねた後はブティックに…など、年齢に関係なく活躍できる場があり、雇用形態もさまざまなので、生活環境の変化に合わせて雇用形態を変えることもできるのが魅力です。

この仕事に就く人のナマ声!

・自分の好きなブランドに囲まれて仕事ができるのがうれしい。(27歳/長野県)
・日々の売り上げが目に見えるので、自分の成長も目に見えるし、課題や問題点も見つけやすい。それを改善すべく、毎日新しいことにチャレンジできています。(28歳/兵庫県)
・人が喜ぶ顔を見ることができる仕事です。(28歳/茨城県)
・勤務時間がばらばらで不規則な生活になりがち。(28歳/静岡県)
・お客さまによって響く言葉・嫌な言葉があるので、選びながら会話する事が難しい。(25歳/神奈川県)
・イベント等が重なると、体力的に辛い部分があります。(37歳/北海道)
※2012年3月マクロミル調べ。全国の20-39歳の有職者女性890人を対象に調査

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