昼間はバリバリと働き、夜はプライベートを楽しむ。そんなパワフルな女性が映画やドラマによく登場しますが、みんなはどうしてるの? ということで、今回はオンとオフのバランスについて聞いてみました。
まず気になるのは、毎日の生活に占める仕事の割合。みんなの答えは「6割」が32.9%、「7割」が32.6%と、ほぼ同率で並びました。これを年齢別に見ると、20代前半と30代は「7割」が1位、20代後半は「6割」が1位。年齢によって、バランスには少し違いがあります。20代前半は仕事を優先して業務の基礎を覚え、20代後半になるとコツをつかんで仕事の効率がアップ。30代は任される業務が広がって、オンのウエイトが再び高まる。そんなステップが表れているのかもしれませんね。
今のオンとオフのバランスには、「とても満足」と「まあまあ満足」という人が67.7%と過半数。ただし、この傾向は仕事のウエイトによって変わります。境界線は、生活に占める仕事の割合が「6割」のライン。「6割以下」の人は84.6%がバランスに満足しているのに対して、「7割以上」では53.2%と満足度は大きくダウン。仕事の割合が高い人ほど、今の生活に不満を抱えているようです。
オンとオフのバランスに満足していない人に、理想とする仕事のウエイトを聞いたところ、何と82.6%の人が「6割以下」と答えました。Q.1でも、仕事の割合が「6割」を境に、生活のバランスに対する満足度が大きく変わったことを考えると、オンとオフは「6対4」が多くの人にとってのベストバランスだといえそうです。
ちなみに、生活のバランスに満足している人は、仕事の満足度も「とても満足」「まあまあ満足」が74.8%と高水準。プライベートの過ごし方を聞いたところ、自分磨きや趣味などさまざまですが、時間をもてあましている人は少なく、オンもオフも充実していることが伝わってきます。
一方、生活のバランスに満足していない人で、仕事には「満足」という人は47.1%と大きくダウン。確かに、プライベートを犠牲にしてまで働いたのでは、仕事のモチベーションも高まりにくいもの。仕事を充実させるには、プライベートもちゃんと確保して、自分にとってのベストバランスを実現することが大切なんですね。
- ヨガに通ったり、買い物したり、家でゆっくりする(23歳・販売・契約社員)
- 毎日のウォーキングと1時間の入浴、映画も週に4本は観る(28歳・受付・派遣スタッフ)
- 子どもがまだ小さいので、一緒に遊ぶ時間が最優先(20歳・一般事務・正社員)
- ライブに行く。月に一度、フリーマーケットに参加するのも楽しみ(39歳・SE・正社員)
- まっすぐ家に帰って、のんびりくつろいでテレビを観る(24歳・一般事務・派遣スタッフ)
- 次の仕事に向けたスキルアップ。今は、英語を勉強中(24歳・営業・契約社員)
アンケートの答えは、プライベート優先派が過半数。ただし、仕事の満足度別に見ると、今の仕事に満足している人は「どちらも同じくらい大切」が1位なのに対して、仕事に満足していない人は「プライベートのほうが大切」が1位と、答えが分かれました。
仕事とプライベート、どちらを大切にするか。価値観は人それぞれで正解はありませんが、生活のためだけに働いている人がいるとしたら、それはちょっと残念なこと。仕事はお給料を稼ぐだけでなく、人との出会いや自分の成長など、たくさんのプラスをもたらしてくれます。今の仕事にはやりがいを感じないという人も、自分の気持ち一つで仕事に小さな楽しみを見つけることはできるかもしれません。同じ働くなら、楽しく!やりたいですよね。
仕事が充実しているからプライベートも楽しめて、プライベートでリフレッシュしていい仕事をする。そんな自分にとってのベストバランスを、これを機会に考えてみてはどうでしょうか?
- 好きなことを仕事にしているから(27歳・イラストレーター・正社員)
- 仕事は、自分に自信を与えてくれるから(33歳・営業事務・派遣スタッフ)
[仕事派]
- 家族あっての自分だから、プライベートを大切にしたい(37歳・一般事務・派遣スタッフ)
- 今は育児が一番大切だから(35歳・販売・正社員)
[プライベート派]
- 仕事がなければプライベートが楽しめないし、プライベートがつまらないと仕事にやる気が出ない(26歳・営業事務・正社員)
- 働くことが好きだけど、自分の生活も大事にしたい。どちらも大切だから、毎日のバランスがとれていると思う(26歳・受付・派遣スタッフ)
[どっちも派]