「しっかりとした」「上品な」大人の女性になるための習慣とは?
「ガール」は卒業!真のレディになるための心得とは?
アメリカ・ポートランド在住で、U29世代の新聞記者、ケリー・ウィリアムズ・ブラウンが、自身の経験と様々な女性から得たアドバイス350をまとめた『Lady Lesson』(鹿田昌美訳)。その中でも、働く女子が特に身に付けておきたい11の知恵を、とらばーゆ編集部が厳選しました!「ライフスタイル」「仕事」「お金」のカテゴリ別にご紹介します。
ライフスタイル
1:毎日15分だけ片付ける
・ものを、あるべき場所に戻す(洋服をハンガーにかける、洗濯機に入れる、買ったものをしまう、など)』
『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)より
上の2つが済んだら、それでOK。15分間で、部屋の隅から隅まできっちり片付けなければならないわけではありません。物が出ている状態でなくなるだけで、部屋は綺麗になるものです。
2:時差ボケになるような「週末のナイトライフ」は卒業する
『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)より
夜更かしをしてはダメ、夜の外出もダメ、とまではいきませんが、毎週毎週時差ボケ状態を繰り返していると、週の始まりをぼんやりと過ごすことになり、結果休日にも悪影響を及ぼします。平日とあまりにも違うスケジュールで動くことは、控えた方がいいかもしれません。
3:昨年増えた体重は今年も増える
『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)より
例えば自分の体重が、去年より3kg増えていたとしましょう。誤差の範囲内、よくあること、そう思うのは簡単ですが、それを許してしまうと、恐らく来年も+3kg、再来年も……と続き、5年で15kgも増える計算に。オーバーかもしれませんが、健康のためにも、最適な運動量と摂取カロリーを知り、あるべき体型を保つことを心がけましょう。
仕事
4:「ネットワーキング(人脈づくり)」を敬遠しない
大人の仕事は、自分が築いた仕事とプライベートの人脈がものをいう場合が多いのです。』
『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)より
人脈づくり、という言葉を聞くと、仕事、プライベート問わず“意識の高い人”を連想してしまい、自分には関係のないものだと考えてしまう人もいると思います。ですが、人脈づくりとは、決して計算高い人が自分の利益のためにやる、いやらしいものではありません。
『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)より
5:「メンター」をつくる
先輩で、波長が合う人、親しみを感じる人がいるはずです。社外の人のほうが、社内の人間関係に毒されておらず、常に偏りのないアドバイスをくれるのでおすすめです。』
『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)より
4のネットワーキングも兼ねて、異業種交流セミナーや同業他社が集まる勉強会などに参加してみるのも一つの手です。他にも、例えば自分の過去を思い返してみれば、学生時代の先生や先輩など、メンターのような存在と感じている人がいるかもしれません。
ちなみに、転職活動中に意識したいのは、以下の3つです。
6:自分がその仕事にいかに適材かを話す
『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)より
自身をアピールしなきゃと力んでしまい、面接ではつい忘れてしまいがちですが、志望動機や経歴などのアピールも、志望企業のニーズに沿うような内容でなくては、相手側には響きません。履歴書や経歴書を書くときにも、そのことを意識してみましょう。
7:前の職場の悪口は言わない。今の職場の悪口も言わない
以前の職場がどんなに過酷で大変でも、面接の話題にすべきではありません。』
『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)より
確かに面接では、前職を辞めた理由を聞かれることもあります。ですが、そこで自分が感じていたことを思いのままに言う必要はないのです。ネガティブな発言よりも、ポジティブな発言の数を増やすことを意識しましょう。
8:面接の最後は必ず質問する
面接の最後に「何かご質問はありますか?」と聞かれることがよくあります。なんだかスムーズに面接が進んでしまって、最後にこんな質問をしてもいいんだろうか?と躊躇してしまうこともあるかもしれません。
ですが、これから長い時間を過ごす環境についてですから、疑問を解消したいと思うのは当たり前のことで、面接官もそう考えているはずです。面接前に用意してきた質問の答えが、途中のやりとりで聞き出せてしまった場合にも備えて、質問は、いくつか用意しておくのがベストです。
●職場の平均的な一日の流れを教えてください
●この仕事のもっとも厳しい面について教えてください
●個人的なご意見をうかがいたいのですが、このポジションで、もっとも成功しそうなのは、どんな人でしょう?(この答えを受けて、自分がそういう人物であることを上手にアピールしましょう)
●御社の個性はどういったところにあるとお考えですか? 同業他社との違いはどんな点ですか?
●これまでの話に出てこなかったことで、知っておくべきことはありますか?』
『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)より
お金
9:買い物に罪悪感を持たないために予算を守る
『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)より
一週間、またはひと月の予算を特に決めずに出費を重ね、気づくとお金がごっそり減っている。節約をしなきゃ、切り詰めなきゃと思うと、自由に買い物ができないと感じてしまいます。しかし、初めから予算を決めていれば、その予算の範囲内で好きに、つまり自由に買い物ができると感じられるということです。
10:「ウインドウショッピング拷問」をしないで!
買い物を減らすには、店に入らないのが一番です。』
『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)より
ちょっとした空き時間に、ふらっとお店を巡ることはよくあることだと思います。しかし、それこそが「目に毒」。買いたいのに買えない、つらい思いを味わうことになります。通販サイトのネットサーフィンも同じこと。お金が必要のない場所やもので、楽しむことを考えましょう。
11:「価値のあるもの」を見分ける
支払う価値があるものにお金を使うことは、無駄遣いにはカウントしないことにしましょう。
●そのグッズやサービスに、どれだけ自分が頼っているか
●自力でもできるが、実際は失敗してかえってコストがかさむ可能性がないか
●その二倍のお金を出せば、四倍長持ちするものが買えないか』
『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)より
ただし、あくまで予算の範囲内、もしくはなるべく予算に近いものでおさまるものだと、ベストです。
ぜひ取り入れて欲しいこれらの“レディになるための”知恵ですが、大切なのは、やってみてもできないこと、まだできていないことを恥じ、コンプレックスにしてしまうことではなく、できたときに自分をほめることだと、著者のケリーさんは言います。
挑戦してもなかなかできない、普段の生活に取り入れられないものは、自分にとって“苦手なこと”だという事実をまずは受け入れ、しかし、自分自身の言動や態度を変えることはできる、ということに気づけることが重要です。
大人の女性になるための11の知恵、いかがでしょうか?
自分の生活に取り入れ、良い習慣を育むことで、暮らしのレベルが上がったり、スキルアップに繋がったりします。そうして自身の努力が目に見える形となると、レディとしての満足感、達成感も手に入るはずです。
参考書籍:『Lady Lesson』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン著、鹿田昌美訳/大和書房)