目、肩、腰のオフィス疲れは美容のチャンス！？
超簡単なストレッチで「老廃物」とサヨナラしよう！

夕方から頭が痛む

集中して画面に向かっていると、頭の横や後ろがズキズキ痛む。
そんな経験はありませんか？実はデスクワーク中の頭痛はほとんどの場合、首のハリが原因。長時間同じ姿勢をとることで首から頭への筋肉が緊張して血流が悪化。溜まった老廃物が神経を刺激しているんです。この痛みを取り除くには、血液とリンパの流れをよくして老廃物を取り除くことが大事！これから紹介するストレッチを使えば、超お手軽にリンパの流れが良くなります！

■頭痛解消ストレッチ

・両手で耳の上半分をしっかり持つ
・そのままグルグルゆっくり10回程度回すだけ。
片耳ずつ行ってもOK！

思わぬプラス効果も！
顔のリンパの流れも良くなるから、小顔効果も期待できます！1分もかからず手軽にできるから、オフィスで試しても目立ちません。頭がすっきりするので眠気覚ましにもいいストレッチです！

肩が凝ってバキバキ

キーボードを打つ時、資料をじっと眺めるとき。ついついやってしまいがちなのが、背中をかがめて腕を前に出すポーズ。仕事に集中しているとどんどん姿勢が崩れ、背中が丸まり顎を突き出したような状態になります。この姿勢を続けると肩から肩甲骨周りの筋肉も固まってしまい、コリにつながります。このコリを解消するには、ちょっと聞きなれない筋肉「ローテーターカフ」を動かしてあげることが大切です。ローテーターカフとは肩周りにある4つの筋肉の総称で肩・腕の動きの幅を左右する重要な部分。身近な例だとボールを投げるときに使われます。実は大半の女性がこの筋肉が硬いため、肩こりが起きやすいんです。多くの女性がボールを投げたりするのが苦手なのもこのためです。このローテーターカフをしっかりストレッチすることで、肩全体が柔らかくなり、コリの解消につながりますよ。

■肩こり解消ストレッチ
1.腕を横につけ、90度の角度で壁に手をつく。

2.肩の筋肉を意識しながら体をねじり、10秒キープ。

腕の痛み予防にも効果的！
このストレッチを行えば、肩甲骨から肩関節が柔らかくなって腕の動きがスムーズに。その結果、腱鞘炎やテニス肘の予防にもつながるんです。イスに座ったままできる簡単なストレッチなのでぜひ試してみてください！

腰がだるくて重い

長時間同じポーズで上半身を支えている腰も、疲れがたまりやすい部分。猫背だったり背中が反っていたり、腰に負担をかける座り方をしている人も多いのではないでしょうか。この腰を支えているのは、体感と呼ばれる部分の「腹横筋」という筋肉です。腹横筋を刺激してあげることで、姿勢が良くなり腰の疲労も格段に軽減しますよ。

■腰痛改善ストレッチ
・手を真上に挙げて、伸びのポーズをとる
・そのまま腕の力だけでグングン上に伸ばし10秒キープする

おなか周りのダイエットにも効果が！？
腹横筋のストレッチは、おなか周りの血流を良くし、体感の筋肉を刺激してウェストを細くしてくれる効果があるそう。腰が疲れたらむしろダイエットのチャンス！と考えて前向きにストレッチしてみてはいかがですか？

疲れやすい原因はコレ？意外なNG行動！

イスにさっと浅く腰掛けてから、もう一度深く座りなおす。誰もが自然にやっていることですが、実はNG行動なんです。なぜなら、この座り方だと骨盤が正しく立たず、疲労が溜まりやすくなってしまうから。人間の体は一枚の皮でつながっているので、イスに浅く腰掛けてから深く腰掛けるとお尻の皮が太ももの方向に引っ張られます。その結果骨盤が後ろに寝てしまい、疲れやすい姿勢になってしまうんです。

× 浅く腰掛けてから、深く腰掛けるのはNG

○ 深く腰掛けてから、浅く腰掛けるとGOOD！

美しい姿勢にも気を配ろう！
骨盤を正しく立たせるには、NG行動と逆の事をすればOK！はじめに深く腰掛けてから、浅く腰掛ける。これだけで楽に正しい姿勢が取れるようになりますよ。それでも姿勢が悪くなってしまう方はお尻の下、背もたれ側の3分の１に折りたたんだタオルを入れてあげると効果的です。ストレッチと一緒に、疲れにくい姿勢作りにも気を付けてみてくださいね。

手軽にできて、効果を実感！

お話しをうかがったあと、編集部でもストレッチを試してみましたが、すぐに血流が良くなった感じがして、効果を実感できました。普段動かさない筋肉を伸ばすと、体が喜ぶのを感じるはず。疲れを感じたら、1日1分でいいので体と向き合う時間を作ってあげてくださいね。疲れをその都度解消して自分自身を労わってあげることが、健康と美容への近道です！