U29(ユニーク) 女子プロジェクト

長時間のパソコンワークによる“疲れ顔”“老け顔”に即効リフレッシュ! 表情筋マッサージで「ほうれい線」が薄くなる!?

オフィスの仕事に欠かせないのがパソコンワーク。でも、長時間パソコンのモニターを見続けていると目も疲れるし、表情筋(顔の表情を動かすための筋肉)も凝り固まって、夕方にはすっかり疲れ顔……。

「仕事が終わった後も元気な顔でいたい!」そんな頑張り屋さんのワーキング女子のために、ヘア&メイクアップアーティストの新見千晶さんが、疲れ顔の解消に効く、簡単&即効性のあるエクササイズを教えてくれました。

 

“疲れ顔”の原因ってなに?

表情が豊かな人はイキイキしていて、とても魅力的。逆に、表情が乏しい人はどんなに美人でも魅力は半減、老けて見られることも。なぜなら、いつも無表情でいると表情筋が衰えて、しわやたるみが目立ちやすくなるからです。

この表情筋を支えているのが「リガメント(ligament:靭帯)」という皮膚と皮膚の下の脂肪や筋肉、骨を貝柱のようにつないでいる組織です。リガメントが凝って硬くなったり、加齢でハリがなくなったりすると、リガメントで支えられていた筋肉が下がってしまいます。そして皮膚のハリも失われ、しわやたるみをつくる原因にもなるのです。
 

疲れ顔には「リガメントほぐし」が効果的!

「疲れたなぁ」と鏡を見たとき、とにかく目立つ!気になる!のが「ほうれい線」。鼻の脇から唇の端にかけての「ほうれい線」が深くなると、「老け顔」「疲れ顔」になるなど、顔の印象を大きく左右します。この「気になるほうれい線」を改善するのに効果的なのが、リガメントを軽く押してほぐすだけの簡単エクササイズです。

所要時間はたった数分間。いつでもどこでも簡単に行えます。今回は、メイク直しの合間に行える、メイクブラシのスティック(アイシャドウ用など細めのもの)を使ったエクササイズを紹介します。
 
<注意>
※肌の上で摩擦が起こると皮膚を傷める原因になるので、エクササイズの前にクリームを塗ってカバーしておくとよいでしょう。
※やりすぎは皮膚を傷める原因になるので、必ず1か所(片頬)につき、約1分間をめどに行ってください。
 

(1)頬にはいくつもリガメントがありますが、ほうれい線のポイントとなるリガメントは、頬骨の下、ちょうど黒目の下の位置にあります(ちょっと指で押してみて「気持ちがいい」と感じる場所がリガメントです)。
スティックの柄でその部分を上下に約15秒、細かく動かします。スティックを寝かせて面全体で押すようにして、優しくリガメントをほぐしていきます<図1-①>

(2)(1)と同じように、今度はスティックを横に細かく動かしてリガメントをほぐします。左右に動かすのではなく、外側から内側に向かって動かしてください<図1-②>

<図1>

 

(3)ほうれい線の始点となる小鼻の脇をほぐします。今度はスティックの面ではなく先端を使って、小鼻の脇の斜め下から<図2-①>押し上げるように、次は小鼻の真横から<図2-②>、そして最後は斜め上から<図2-③>小鼻を押すようにしてほぐしていきます。

<図2>

 

(4)最後に頬全体をほぐします。手を握って軽くこぶしを作り、人差し指の第2関節で、小鼻の脇から頬骨にそってクルクルと小さな円を描くように優しく動かしていきます<図3>。15秒ほど、頬のリガメントと筋肉を一緒にほぐします。

<図3>

 

眼精疲労に効果的な頭皮エクササイズ!

パソコン作業による眼精疲労は、疲れ顔の原因になるほか、肩こりや頭痛など、つらい症状も引き起こします。そんな目の疲れにおすすめなのが、頭皮のエクササイズです。頭皮であれば、メイク落ちを心配することなく、手軽に行えるのもメリットです。

(1)親指を耳の上部の付け根あたりにおき、頭頂に向かって引っ張り上げるような感じで、頭皮をもみほぐしていきます<図4>

(2)下から上に向かって、30秒くらいかけて行ってください。

<図4>

 

肌のお手入れは念入りにしていても、意外と気にかけていないのが顔の筋肉(表情筋)。体の筋肉と同様、凝り固まってしまうと柔軟さが失われ、肌のハリにも影響してきます。

とくにパソコンワークの時間が長い人は、ちょっと疲れてきたな……と思ったら、休憩がてら目と体を休めて、ご紹介したエクササイズを取り入れてみてください。きっとリフレッシュできて、「もうひとがんばり!」できることと思います。

 

記事監修:新見千晶
ヘア&メイクアップアーティスト。女性ファッション誌、美容誌、CM、ファッションショーなどで活躍するほか、多くの女優やタレント、モデルのヘアメイクを担当。TVやラジオ出演をはじめ、雑誌、Webでコラムも多数執筆している。著書に『魔法の表情筋エステ&若見せメイク』(成美堂出版)など。

※この記事は2017年11月時点での情報です。

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