「35歳」「カット未経験」でも理美容師に! 配属前に充実した研修を実施するカット専門の理美容室 /キュービーネットホールディングス株式会社

2017年02月13日

諦めていたカットの仕事に35歳で再チャレンジ
QBハウスに入社して笑顔が増えました

大宮光子さん

プロフィール:大宮光子さん(35歳)
7年間の専業主婦生活やヘアカラー専門店勤務を経て、2016年10月にパートスタッフとして入社。7歳と4歳の子どもを持つ。

夕方ともなると仕事帰りの男性でにぎわうQBハウス。近年はサラリーマンだけでなく、子どもや女性の利用客も増え、老若男女に利用されている人気のヘアカット専門店です。そんな同社では、以前にも増して、女性の理美容師の採用に積極的に取り組んでいます。

大宮さんは昨年10月にパートとして入社し、現在は研修の真っ只中。日々カットの技術を磨いています。以前は専門学校を卒業後、原宿の人気美容室に入社。仕事にやりがいは感じていましたが、開店から閉店までフル回転で働き、営業後に深夜までカットの練習をする毎日に体調を崩してしまい、スタイリストとしてお客さまのカットを担当する前に美容師を辞めてしまいました。

「辞めるときは、二度と美容師として働くことはないと思っていました。実際にその後、結婚をして専業主婦として家事に専念する道を選びました。でも、子育ても落ち着き自分の時間が増え、さらに子どもの髪の毛をカットするようになって、昨年くらいからまた美容師として働きたいと少しずつ思うようになりました」

しかし、退職してから約7年のブランクがあった大宮さん。何年かのアシスタント経験や、サロン内での厳しい試験というカットに携わるまでの道のりを再び歩むのは、年齢的にも難しいのではないかと半ば諦めかけていました。そのときに見つけたのが、QBハウスの求人情報でした。

「『パートでも、未経験でも大丈夫』と求人広告に書かれていたので、半信半疑ながらも期待をもって採用試験を受けたんです。そうしたら、面接でカット未経験、短時間での勤務でも大丈夫と言っていただけまして。それでここでお世話になろうと思いました」

QBハウスでは実店舗でのカットが未経験の人や、ブランクのある理美容師資格保有者がしっかりと技術を取得できるよう、万全の体制を整えています。入社したスタッフは最初から店舗に立つのではなく、専用の研修施設でスキルの習熟度に応じて数か月の研修を受けた後に配属を受けます。勤務時間と同様の時間帯で研修を受けることができるので、研修期間中も生活リズムを変えずに通うことができるのが大きな利点になっています。

それでもまだ大宮さんは不安を抱えていました。子どもがまだ幼く、体調を崩すこともあったので、急に仕事を休まなければならないことがあったのです。しかし、実際に子どもの体調不良で欠勤を相談した際にトレーナーから『お子さんを最優先にしてください』と言われたことで、不安は払拭されました。

「肩の力がフッと抜けましたね。本当にここで働いていいんだと思いました。男性のスタッフの方も子育てを経験されている方が多くて、そういった子どもの体調のことや学校行事への参加を理解してくださっています。そのため、同じように子育てをしながら技術の習得を目指している主婦・主夫の方も多くて。お互いの存在が励みになりますし、モチベーションにもなります」

一緒に研修に励んでいる同僚には、同世代の人も多く
休憩時間にはドラマの話や世間話で盛り上がるのだとか。

そんな大宮さんは現在、朝5時に起床して家事や子どもの見送りを済ませて10時に出社。16時まで研修を受けた後、帰宅して夕食や家事を行うなど、専業主婦時代よりも多忙な日々を送っていますが、その表情はとても充実しています。

「毎朝早く起きて子どもを見送ってから急いで出社して、帰宅してからも料理や洗濯やお風呂でどたばたで、正直毎日が戦場のようです(笑)。朝起きた時に今日の自分の動きを確認しないとついていけないくらい。一日中フル回転です。それでも、専業主婦をやっていた頃よりもずっと毎日が楽しいです。QBハウスで働くようになって、家族や周りの人から『明るくなって笑顔が増えたね』『前よりもイキイキしていて若く見える』と言われることが増えましたね。こんなチャンスをくださったQBハウスに一日でも早く恩返しができるよう、がんばりたいです」

大宮光子さん2

美容師時代の友人に、また理美容業界に戻って今カットの技術を習っていると話すと驚かれるとのこと。

子育てがひと段落したら、社員として活躍してほしい
長期的ビジョンで主婦・主夫を積極採用

米良幸一郎さん

プロフィール:米良幸一郎さん(40歳)
勤務歴約15年。マネージャーやスーパーバイザーの職務を経て、1年半前からトレーナーとしてスタッフの教育を担当。3歳、6歳、8歳の子どもを持つパパ。

主婦・主夫の理美容師が働きやすい環境を整えているQBハウス。米良さんは、同社で新規で入社したスタッフのトレーナーとしてパートの研修を担っています。

「主婦・主夫のスタッフは、研修中ももちろん子どもの体調不良や行事による急な欠勤が発生します。スキルの習得に遅れが出ないようにフォローするのに力を使いますが、限られた時間の中でも理美容師の仕事をしたいと思っている分モチベーションが高い方が多くて、その分成長スピードが速いです。主婦・主夫のスタッフの方にとっても、急な欠勤や時間の制約がありながら研修をやりとげるのは大変な面もあると思いますが、熱心に取り組んでくれるので教える側としてもとてもやりがいがあります」

加えて米良さんは、店舗の運営においても主婦・主夫のスタッフを貴重な戦力と捉えています。

「当社で主婦・主夫の方を採用するようになったのは、もともと主婦・主夫の方からの応募が圧倒的に多かったということも背景にあります。当社の場合、近年女性のお客さまが増えているとはいえ、メインのお客さまは会社勤めの男性の方。そのため、店舗が忙しいのは夕方からになります。主婦・主夫のスタッフはその時間まで勤務することは難しい場合が多いですが、日中にシフトを増強できることで、社員はお昼の休憩を余裕をもってとることができたり、育成や面談の時間を設けたりできるようになります。主婦・主夫のスタッフが一人いるだけで、店舗の運営を円滑に進めることができるのです。それに、女性のスタッフがいることで、女性の方やお子様など、新しい客層のお客さまもいらっしゃるようになるというメリットもあります」

米良さん自身も3人の子どもを持ち、妻と協力をしながら、仕事と子育てを両立しています。
「子どもが大きくなれば、だんだんと手が離れていくと思います。主婦・主夫のスタッフの皆さんは現在はパートとして採用をしていますが、子育てがひと段落した40代50代から、社員として活躍していただきたいと思っています。長期的なキャリアプランを示していくことで、主婦・主夫のスタッフが安心して活躍できるような環境づくりを心掛けています」

米良幸一郎さん2

「妻を見ていると、働くことがいい気分転換になっていると感じますよ」と話す米良さん。