我慢しないで幸せに貯金する 目からウロコの名古屋式貯蓄術

2015年02月12日

我慢しないで幸せに貯金する 目からウロコの名古屋式貯蓄術
お金が貯まらない人、必見! 日本全国でも貯蓄額が上位の愛知県ですが、特に名古屋の人たちの貯蓄テクニックはスゴイらしいとのこと。そんな名古屋式の貯蓄術に詳しいファイナンシャルプランナーの山口京子さんにうかがってみました。

私自身、名古屋出身ですが、名古屋の人は貯金をすることが当たり前と思っており「貯まらない」という概念がありません。私たちが日々、食事を取るように貯金をするわけです。そんな名古屋の人たちの考え方をベースとした貯金術をご紹介します。

貯金は「我慢」でなく「幸せ」だと考える

名古屋人の貯蓄の目標は大体が「家を買う」です。ただ、それだとハードルが高いので、貯金をして欲しいモノを買うという目標を決めましょう。この目的はお金を貯めることを我慢と思わず、欲しい物を買うための喜びだと考えること。「あと5万円貯まったら、あのバッグが買える」とお金を貯めることが幸せに近づくと考えるのです。まずは、貯金の概念を変えていきます。

「安い」より「お値打ち」を選ぶ

例えばブランドのバッグが欲しいとします。そこでセール時に安くなったものを買えば節約になると思うのは間違い。安いという理由だけで買うのでは散財する可能性が大きい。定価で10万円でも長く使えるのであれば「お値打ち」です。名古屋の人が高級ブランド品を好きなのは良いものを長く使いたいという気持ちが強いからなのです。

メリハリ支出を徹底する

アナタは自分が何に一番お金をかけているか把握していますか? 洋服、コスメ、飲食…すべてに対してまんべんなく支出をしているのはNG。喫茶店文化が根付いている名古屋では飲み代にお金を使わなくても、喫茶代にはお金をかける!という人が多いです。このように抑えるところと使うところをきちんと決めるのがポイント。「食」にはこだわりたいから、「衣服」は抑えるなど優先順位を決めてメリハリのある支出を心がけましょう。

買い物は現金払いで!

名古屋の人は基本的に現金主義。マンションもキャッシュで買う人がいるくらいです。買い物をする際、クレジットカードを使うこともあると思いますが、お金を使っている実感があまりないため、ついつい使い過ぎてしまいがち。今あるお金の範囲内で買い物をするようにしましょう。お金を持ち歩くのが不安であればデビットカードがオススメ。国際ブランドのついたデビットカードであれば海外でも使えるし、利用の都度自分の預金口座から引き落としになるので残高内で買い物ができます。

貯金は我慢してするものではなく、楽しく貯めることが名古屋式。考え方を少し変えるだけで、みるみる貯金ができるかもしれません。

ファイナンシャルプランナー 山口京子さん■プロフィール
ファイナンシャルプランナー
山口京子

家計簿から保険、資産運用までお金にまつわる不安を解消。著書に『お金持ち名古屋人八つの習慣』、KOKUYOと共同開発した『かしこくお金を貯めるノート』の監修など活躍は多岐にわたる。
オフィシャルサイト:http://kyoko-yamaguchi.com/

ファイナンシャルプランナー 山口京子さん著書