未経験から転職! ファッション販売から美容室のレセプションへ

2014年07月17日

レセプションはサロンの“顔”。笑顔に心を込めています

株式会社アンジュ Ange浦和西口店
湯浅愛里さん(22歳)

株式会社アンジュ Ange浦和西口店 湯浅愛里さん

Profile:短大卒業後、レディースアパレルブランドで販売職を1年9カ月経験。接客スキルをさらに磨くために、販売とは異なる接客職も経験したいと思うようになり転職を決心。美容室のレセプションに興味を持ち、2013年12月に現社に入社。

|接客スキルをさらに磨きたい
以前はレディースのアパレルショップで販売をしていました。好きな洋服に関わることができて、最新ファッションもいち早くわかる。楽しい仕事でしたが、やっていくうちに、ほかの業種での接客経験も積んでスキルを深めたいと思うようになったんです。そこで浮かんだのがレセプションの仕事でした。

ファッション販売は、一人ひとりのお客さまとじっくり向き合う接客スタイル。受付は接客時間が短い分、一日に接するお客さまの数は多い。同じ接客でも、また違うスキルが鍛えられると思ったんです。そして、できればいわゆるオフィスの受付ではなく、幅広い層のお客さまに喜んでいただける場所で働きたい。そう考えて美容室のレセプションの求人を探し、『アンジュ』を見つけました。

サロンのサイトを見たら、ネイルやエステも手がける総合サロンだったので、いろいろな接客の経験ができそうだと感じたことが一番の応募理由です。ゆったりと落ち着いたサロンの雰囲気も魅力でした。前職のお店が百貨店内にあったので、お客さまの層が似ていたら、これまでの接客経験が活かせると思ったんです。

|お客さまがキレイになるのを見られる喜び
入社は昨年の12月。レセプションの先輩のアシスタントについたのですが、一年の中でも一番忙しい月で、最初は仕事についていくのに必死でした。そして、1月から独り立ち。当時苦手だったのが、成人式の着付け予約の受付です。お手持ちの小物の確認など確認することが多くて…。先輩たちに教わりながら、一つひとつ覚えていきました。

それ以外にも、周りのスタッフに助けてもらうことは多いです。例えばフロントが混むときに限って電話が鳴るのですが(笑)、そんなときは誰かがサッと電話に出てくれる。サロンの皆さんに支えられてレセプションができています。

半年たってようやく、よくご来店されるお客さまのお名前とお顔が一致するようになりました。やりがいを感じる余裕もできてきて、お客さまがキレイになって帰っていくのを見られることがうれしいなと思います。毎日数十人のお客さまを、どうすればお待たせしないで受付できるか、段取りをよく考えるようにもなりました。以前にはなかったスキルが鍛えられている実感があります。

レセプションは、お客さまが最初に会うスタッフであり、帰るときに最後に接するスタッフでもある。お店の“顔”ともいえる存在だと思うんです。だから、どれだけ忙しくても笑顔で、お客さまの目を見てお話しすることを大切にしています。『アンジュ』にくるとホッとする。そんなふうに思ってもらえるお手伝いができたらうれしいです。

●ある日の流れ
10:00 出勤。当日の予約表のチェック。混みあう前に翌日の準備も済ませる。予約内容を伝票に記入し、各お客さまのカルテにセット。予約順に並べておく。
11:00 来店のピークタイム。笑顔でお出迎えし、スムーズにご案内する。
13:00 ランチ休憩。
16:00 翌日以降の予約受付の電話対応。
17:00 お客さまのお会計、心を込めてお見送り。キレイになったお客さまの笑顔が見られるうれしい瞬間。
18:00 翌日の予約カルテを準備。
19:00 最終受付終了。レジを締めて勤務終了。

●転職before / after
・雇用形態……アルバイト → 正社員
・給与……今より少し低め → 好きなものをガマンせず買える程度
・勤務時間……9:30~20:10(シフト制・実働8時間) → 10:00~19:00
・休み……月8日 → 月8日
・休日の過ごし方……友人と出かける、自宅でゆっくり → 友人と出かける、ショッピング

●転職して変わったこと
カットモデルやネイルモデルを務めることもあり、美意識が刺激されます。髪も以前は長かったのですが、スタイリストさんが「短いのも似合うよ」と今のショートスタイルに。新しい自分を発見できてうれしいです。また、決まった勤務時間で働くスタイルが私にあっていたようで、休日の過ごし方が活動的になりました(湯浅さん)。

●編集部より
どんなに忙しくても、笑顔で明るい対応を心がけているという湯浅さん。取材の撮影ではいつもかなりの枚数を撮らせていただくのですが、ばっちり笑顔キープで楽しい撮影になりました。受付は笑顔に自信がある人にピッタリの仕事ですね!

取材・文/大崎直美 撮影/刑部友康