未経験から転職!飲食店アルバイトからアイデザイナーへ

2015年10月01日

まつげエクステの技術が、プロとしての自信と誇りをもたらしてくれた

株式会社 MAHR 新宿店
池本優菜さん(26歳)

株式会社MAHR 池本優菜さん

Profile:高校卒業後は飲食店に勤務。フリーターとして働いていたが、このままではいけないと美容師の資格を目指し始める。並行してまつげエクステンションの技術を学び、美容師免許を取得したあと2015年4月にアイデザイナーとしてデビュー。

|社会人としてのキャリアの差を痛感。「このままじゃいけない!」
高校を卒業してから数年、ずっとフリーターだった私。実は仕事に対してそんなに高い意識を持って考えたことはありませんでした。バイトならサークルのような雰囲気で楽しく働けるし、責任もそんなに重くない。フリーターのままで十分だと思っていたのです。

そんなある日、高校時代の友人が集まる女子会に出かけました。
企業に入って正社員として働いている友人たち。すっかり社会人の顔になっていて、会話もビジネスの話が中心です。「…だめだ。私、なんだか置いていかれている」。みんなは就職してキャリアを積んでいるのに、私はフリーターのまま。この先どうなるんだろう…。

真剣に自分の将来を考え出したのが23歳のころ。今からみんなに追いつくには、何か技術を身に付け、プロになることだと考え、以前から興味のあった美容師の資格を目指して勉強を始めたのです。

当時の目標は『25歳で社会人として一人前のプロになること』。
美容師免許を取得したらすぐにプロとしてデビューしたい! その一心でどんな道があるのか調べ始めました。そこで出合ったのがまつげエクステンションのプロ、『アイデザイナー』という仕事だったのです。

専門学校、アルバイト、そして、まつげエクステンションの技術を学ぶスクール通い…。3つを並行してこなしながら、美容師免許とアイデザイナーの資格を取得。ここから私の仕事人生がガラッと変化していくことになったのです。

|いきなりの難関を乗り越え感じた、成長する楽しさ
資格を取得した後、晴れてフリーターからまつげエクステンションのプロ施術者となった私。美容業界で働くことも、正社員として働くことも初めて。さらに就職先は新規オープンのサロンで社員の中では私が一番年上。リーダー的な立場も任され、まさに未経験づくしの状態。もちろん不安もありましたが、不思議とワクワクした期待でいっぱいのスタートとなりました。

ところがプロデビューの日、初めてのお客さまでいきなりの難関を迎えてしまいます。
もともと付いていたエクステに付け足しをご希望のお客さまだったのですが、実際に見てみると、地まつげがかなり絡まっていたのです。

これは高度なレベルを要求される難しい施術だ…。どうしよう。

しかし、お客さまは私をプロとして信頼して任せてくれている。ここでできないとは絶対に言えない。今までスクールでもしっかり勉強したし、相当な練習も積んできた。ここは思い切ってピンチをチャンスととらえて、まつげの絡みを一本一本丁寧にほどきながら仕上げていきました。丁寧に施術したぶんキレイに仕上がりましたが、かなりの時間がかかってしまい、自分としてはふがいない気持ちが残る結果に。デビューしていきなりの辛い経験に、本当に冷や汗をかいたのですが、逆にピンチを積み重ねながら、プロとして成長していくんだということにも気づかされた出来事でした。

|転職で得られた責任感とプライドは一生の宝物
あれから半年。今は施術を重ねるごとに、失敗を恐れずにチャレンジしていく大切さをお客さまに学ばせていただき、プロ意識がどんどん高まっていく自分を感じています。そして、「すべてはお客さまをキレイにするため」をモットーに、提案力を高める努力も怠らず、今ではリピート・ご指名をしていただくお客さまも増えました。

これまではフリーターで働いていることを言うのを、少しためらってしまいがちな私でしたが、今では「私はアイデザイナー。まつげエクステのプロ!」と胸を張って言える自分になれたのです。そして、今はリーダー的な立場で後輩の育成、また会社のためにもっと貢献していきたいという目標まで持つようになれました。

なかなか一歩を踏み出せずにいる皆さんに、伝えたい。
「仕事はガラッと自分を変えてくれるもの」そして、「技術を身に付けることで想像以上に自信が生まれるもの」ということを。

仕事に真剣に向き合うことで生まれた『責任感とプライド』。これが未経験からの転職で得た、私の宝物。未経験の壁は怖くない! 思い切って飛び込んでみれば、きっとそこには新しい世界が待っているのだと思います。

●ある日の流れ
6:30 今日は早番の出勤。7時の開店に備えて、店内の掃除、予約の確認など準備を手早く進める。
7:00 サロンオープン。今日1人目のお客さまへ施術。
9:00 2人目のお客さまへ施術。午前中は会社に行く前に立ち寄られるOLの方も多い。
11:30 午前中の施術がひと段落。ランチを取りながら午後の予約確認などもこなす。
12:30 午後の予約は3人。施術の合間にファイルの整理や予約の電話を受けつけたりと事務作業も。
14:00 後輩へ接客トークの仕方などをレクチャー。並行して施術もこなす。
16:00 今日の最終施術が終了。遅番シフトのスタッフへ申し送りのうえ、明日の予約を確認して終業。

●転職before / after
・雇用形態 フリーター→正社員
・勤務時間 17:00~23:00→7:00~16:00(3交代シフト制 実働8時間)
・月収 ギリギリ一人暮らしができる程度→一人暮らしでき、月々の貯金ができるくらい
・休み 週2日(シフト制)→月7日(シフト制)
・休日の過ごし方 自宅で過ごす→アート鑑賞やフラワーイベントなどに出かける

●転職して変わったこと
フリーターのころは言われたことだけをやっていればいいという考え方だったけれど、今は正社員として会社をよくしていきたい、後輩を育てていきたいという気持ちが強く芽生えています。それに、ダラダラ過ごしていた毎日が、オン・オフのメリハリのある生活に一変したのも大きかったですね。(池本さん)

●編集部より
25歳までに一人前になることを目標に、フリーターを卒業した池本さん。まつげエクステの技術を習得することで一生モノの手に職に出合い、自分の仕事に対するプライド、責任感も生まれました。仕事は女性の人生を左右する大きな転機にもなりえます。皆さんも、今、その“転機”を迎えているのかもしれません。

取材・文/中島典子 撮影/平山 諭