株式会社ビューティーエクスペリエンスで働く:私のキャリアストーリー
29歳からの新たなチャレンジ
自分の成長が楽しみでしょうがない日々です
株式会社ビューティーエクスペリエンス
インストラクター
片山寛子さん(31歳)
美容師を一生続ける自分が想像できなかった
ヘアサロンではさまざまなメーカーのヘアケア商品を扱っており、お客さまの髪質や要望によって美容師が商品を選び使用する。お客さま側から見ると美容師の判断で商品を選択していると考えがちだが、実はその先にヘアケア商品の正しい知識や使い方を美容師たちに教えるインストラクターという存在がいるのだ。そんなインストラクター職について2年になる片山さん。「私たちメーカーが研究を重ねて開発した商品も間違った使い方をしてしまえば、その効果は格段に落ちてしまいます。また、髪の毛や地肌など敏感な部分に使用する商品ですから、正しい知識と使用方法を伝えることは何より大切なのです」。
実は片山さん、3年前までは美容師でインストラクターの講習を受ける側だった。「中学生のころから美容師になると決めていて、21歳で美容師になりました。サロンの営業終了後にインストラクターが講習を行ってくれて、ここで初めてインストラクターという職業があることを知ったのです」。知識の豊富さやわかりやすい伝え方をするインストラクターに次第に尊敬の念を持つようになり、尊敬はいつしか“自分もやってみたい”という思いに変わった。
「一生、美容師を続けている自分が想像できなかったんです。そんなときにインストラクターという仕事を知って、これなら美容師のスキルも活かせるし一生続けられる仕事だと思ったんです」。そして29歳のとき片山さんは新たな仕事にチャレンジする。
伝えることの難しさを初めて知った
勤務していたサロンでビューティーエクスペリエンスの商品を使っていたこともあり、応募を決めた。「面接に行ったら現在、インストラクターは男性ばかりと言われて。これは女性の私がアピールできるチャンスだと考え、女性のお客さまに喜ばれる提案や女性目線の意見が言えます!などやる気を熱く伝えました。その結果、見事、採用となったのです」
技術職だった片山さんが一番苦労したのは座学だ。「まずは商品知識をきちんと覚えるために勉強の日々。こんなに勉強したのは学生時代以来でしたね。そして、その知識を美容師に伝える技術も必要。ただ、知識を伝えるのではなく、どうすれば理解してくれるか。話し方や伝え方なども徹底的に学びました」。しかし、伝え方が悪かったり、美容師からの質問に答えられず「あなた、インストラクターでしょ?」とお叱りを受けたこともあったという。「人に伝えることがこんなにも難しいとは思いませんでした。そこで私が実践したのが日常の出来事を交えて説明すること。“こんなことってありませんか?”と事例を出してよりわかりやすく、イメージしやすいよう伝えることを心がけたのです」。
インストラクターの仕事も楽しいが、会社自体もとても面白いと片山さんは笑う。「想像もしていなかったいろいろな仕事がどんどんやってくる。例えば、入社半年でヘッドスパのマッサージテクニックをエステティシャンの方と開発したり、タレント事務所と一緒にイベントを企画したり。次々とクリエイティブな仕事が舞い込んでくるし、上司も発想力が豊かで楽しいんです。今後は自分がインストラクターとしてどこまで成長できるか試していきたいですし、会社のチャレンジにもワクワクしています」。ここでなら一生働く自分が想像できる。その場所を片山さんは見つけたのだ。
◆キャリアステップ
21歳:美容師となりサロンに勤務(社会人1年目)
専門学校を卒業後、学校に紹介されたサロンに就職。美容師が4人ほどのアットホームなサロンで地元のお客さま様を中心にサロンワークを行う。
24歳:別のサロンに転職(社会人4年目)
このころからインストラクターになろうと考えはじめ、美容師としてもう少し経験を積んだほうがいいと判断して転職。ここも少人数のサロンで地元のお客さまを中心にサロンワークを行う。
29歳:株式会社ビューティーエクスペリエンスに入社(社会人9年目)
商品の良さはもちろんのことパッケージやデザインも優れていたビューティーエクスペリエンスに興味を持ち入社。「ここでなら面白いことができる」と感じたそう。
◆企業概要
株式会社ビューティーエクスペリエンス
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-20-15
03-3208-6815
日本から海外までに愛されるヘアケア製品、化粧品を企画・製造・販売。サロン専売品から一般向けまで多岐にわたるラインナップが魅力。昨年、創立40年を迎え「株式会社モルトベーネ」から社名変更し『美の体験』をデザインする会社として飛躍を続けている。