先輩夫婦に聞いた!結婚したら口座は別々or一緒、どうしているの!?

2016年03月31日

結婚すると、悩ましいのが口座の管理。独身時代にふたりとも収入を得ていた場合、わざわざ一緒にするのも面倒…と考える人もいそうです。先輩夫婦は口座を分けたままでいるのでしょうか?それとも一緒にしているのでしょうか? それぞれ理由も合わせて聞いてみました。

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口座を別々にしている夫婦が多い

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まず、「夫婦間の銀行口座はどのように管理しているか?」という質問をしたところ、「共通」と答えた人は32%、「別々」と答えた人は67%で、U29の先輩夫婦では「口座は別々に管理している」ほうが多いことがわかりました。「別々に管理している」と答えた人のうち、目的やメリットはそれぞれ以下のようなものがあるようです。

口座別々の目的やメリットは?
「用途別に管理できること」(34歳/専業主婦)
「貯金は共通にし、各々の持ち分もある程度必要なので分けている」(31歳/専業主婦)
「将来子どもが使えるように口座を作ったり、目的別に口座を分けたりして貯めている」(31歳/専業主婦)
「貯金は共通、それ以外は別々」(34歳/会社員)
「夫の給料内で生活のやりくりをして、私の給料口座は触らずにすべて貯金するため別々にしている」(30歳/会社員)
「生活費と貯蓄を分けられる」(36歳/パート・アルバイト)
「貯金する分は、先に貯金用口座に入金して、残った分は最後に貯金用口座に入金するため別々にしている」(30歳/パート・アルバイト)

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また、この結果を「子どもの有無別」で見てみても、子どもがいる世帯のほうが、口座を共通にしている割合は上がるものの、それでも変わらず「別々」のほうが多いようです。

口座の管理方法は「家計のやりくりの必要度」で変わる

続いて、子どもの有無別に、「世帯年収」と「口座の管理方法」の相関も含めて調査したところ、以下の結果が出ました。

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世帯年収が高い世帯のほうが、口座を別々に管理している人が多いことがわかりました。
口座を別々にしている夫婦に多いのが「子どもがいない世帯」や「子どもがいて世帯年収が高い世帯」であることから、家計をやりくりする必要性が比較的低い世帯ほど、口座を別々にしていると言えるのではないでしょうか。

また、口座を共通にしている夫婦に「子どもがいて世帯年収が高くない世帯」が多いことを考えると、「家計のやりくりの必要性が比較的高い世帯」が口座を共通にしているケースが多そうです。

このことから、先輩夫婦は、家計のやりくりの必要度に応じて、口座管理の方法を変えているといえそうです。

口座を別々に管理している夫婦の方が、お小遣いの金額は多い

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次に、「口座の管理方法」と「個人のお小遣いの金額」の相関を見てみます。

子どもがいない世帯に関しては、「別々」と回答した世帯が平均約22,000円/月に対し、「共通」と答えた世帯が平均約16,000円/月と、5,000円以上の差が出ました。「別々」と答えた世帯のほうがお小遣いの金額が大きいことがわかります。

同様に、子どもがいる世帯に関しては「別々」と回答した世帯が平均約11,000円/月に対し、「共通」と答えた世帯が平均約9,000円/月と、約2,000円の差でこちらも「別々」の方が大きくなりました。

このことから、口座を別々に管理している世帯ほど、お小遣いなどの自由に使えるお金の額が多くなる傾向がわかります。

妻側の年収が200万円以上になると口座を「別々」にする世帯が増える

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最後に、個人年収による口座の管理方法を調べたところ、妻側の年収が高い方が、口座を別々にする割合が多くなることがわかりました。

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また、「口座の管理方法を決めているのは誰か」を年収別で調べたところ、年収が高いほうが、夫婦で口座管理方法を決めているケースも多いことがわかりました。
お互いが経済的に自立している夫婦間では、話し合った末に口座を別々に管理しているのかもしれません。

また、200万円未満だと、「妻の意見で口座管理方法を決めている」世帯が多いことから、年収が低いほど、家計のやりくりが必要となるためか妻が主体となって考え、それ以外のことは夫が決めるという役割分担になっているケースが想定されます。

まとめ

子どもがいるか否かはもちろん、お小遣いの額や妻の所得によっても、口座の管理方法には大きな差が見られました。自身の年収や家庭の状況に応じて、夫とその時々で適切な口座の管理をするのがよさそうです。「今は自分の収入があるし、結婚しても口座は別々でいいかな」と思う方も少なくないかもしれませんが、結婚する時がきたら、自分と夫の状況やありたい姿について整理した上で、口座を別々にするか一緒にするか決めてみてはいかがでしょうか。