「早期退職制度」の用語解説

2013年09月27日

■早期退職制度(ソウキタイショクセイド)

退職金を割り増しするなどの優遇措置を行う代わりに、定年よりも早い時期に退職する人を募集する制度。高い給与をもらっている社員の退職を促し、長期的に人件費を大幅カットする狙いがありますが、一方で優秀な社員を流出させる危険性もあります。

企業は人件費のカットだけではなく、事業規模に合った各世代の人員構成の適正化を図ることができるので、利用するケースが増えてきています。従業員にとっては、新たなキャリアを構築するチャンスとなりますが、明確なキャリアプランがないと、早期退職後にステップアップするのは難しいことも。

優遇措置としては、退職金の割り増しだけでなく、特別休暇をもらえたり、再就職の支援を受けられるケースもあります。