末っ子男子は意外と頼れる?きょうだい構成でみる結婚生活

2015年06月23日

「長男・長女はしっかり者が多く、末っ子は甘えん坊が多い」そんなイメージがありますが、結婚相手のきょうだい構成と相性は関係があるのでしょうか。今回は、結婚相手のきょうだい構成について探ってみたいと思います!

「一番上同士」「一番上×末っ子」の組み合わせが多いワケは?

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まず夫婦それぞれのきょうだい構成を見ると、2人きょうだいが過半数と最も多いということが分かります。
必然的に「一番上の長女or末っ子女子」×「一番上の長男or末っ子男子」の組み合わせが多くなりますが、その中でも一番上同士が多いということが見てとれます。やっぱり弟や妹を持つ者同士、同じ立場の感覚や苦労が共有できて相性が良いのかもしれません。
次いで多いのは、「一番上の長女×末っ子男子」。これは、しっかりものの奥さんがちょっと頼りないけど甘え上手な旦那さんの夫婦が多いということなのかも!?

 

子どもは2人欲しい!が主流。自分のきょうだい人数に満足?

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続いて、欲しい子どもの数が自分たちのきょうだいの数と関係するのかを探ってみました。最も多かったのが「2人」、次いで「3人」という回答。ご自身が一人っ子の回答を見ても、2人以上の子どもを望んでいる人が多いことが分かります(赤枠部分)。きょうだいがいる人のことを見て羨ましく思ったことがあるのかもしれませんね。
また、どちらかが3人きょうだいの場合でも、2人の子どもを望んでいる夫婦が多いようです(グレー部分 )。これは自分のきょうだいの人数よりも少ない方がいいというよりは、経済的な事情や子育て環境の問題もあるのかもしれませんね。
この結果をまとめて見ると、自分のきょうだいの人数が結婚後に描く家族構成にも影響しているものの、同じ人数を求めるというよりも、自分自身の体験や子育て環境を踏まえ結果的に「2人」がベストという意見が多くなったのでしょう。

 

仲良し夫婦多数?喧嘩はあまりしない!

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喧嘩の頻度を聞いてみると、平均すると2~3か月に1回程度。案外少ない感じもしますね。「喧嘩はしたことがない」なんて夫婦もいるようです。

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喧嘩の際、どちらから謝るかという質問をしてみました。奥さんが末っ子のとき、「旦那さんから謝ることが多い」割合が多いのがおもしろいところ(赤枠部分)。末っ子の奥さんは甘え上手で、旦那さんをうまくコントロールしている人が多いのかも!?
また、「謝らなくても和解する」という回答が多く見られました(グレー部分)。幼い頃、きょうだいの中で喧嘩をしてきた中で、自然と仲直りする習慣がついているのかもしれませんね。

 

決めるときは意外と決める!末っ子の旦那さん

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何かを決めるときの最終的な決裁権はどちらに?という質問では、全体的な傾向として「どちらとも言えない」という回答が多いものの、若干奥さんが決めているケースの方が多いようです。
ただし旦那さんが末っ子の「真ん中女子×末っ子男子」「末っ子女子×末っ子男子」場合、「旦那さんに決定権がある」の割合が他の組み合わせに比べて多いという 結果が(グレー部分)。頼りないイメージがあるものの、意外と決めるときは決めてくれる頼もしさもあるようです。

 

核家族の増加。奥さんの実家の近くに住んで、子育て支援を仰ぐ?

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「どちらの実家も遠い」夫婦が多いことが見てとれる結果が出ました(赤枠部分 )。長男の奥さんは、長男の実家かその近くに住む人が多いと思いがちですが、実際は奥さんの実家の近くに住んでいる人が多いようです。「嫁ぐ」というケースは今や減ってきているのでしょう。奥さんの実家の近くに住むというのは、子どもができたときに両親に面倒を見てもらいやすい、というような事情もあるのかもしれませんね。
また、末っ子の旦那さんは奥さんが真ん中女子、末っ子女子の場合、「旦那さんの実家の近く」に住むことが多いよう(グレー部分)。前問の結果にもあった決定権が住む場所にも関わってきているのかも!?

 

きょうだい構成よりも相性!?

もちろん一概には言えませんが、それぞれのタイプ別に結婚生活の傾向があるのかもしれません。結婚後の家庭を築く際も自分自身が育ってきた家庭を理想としていたり、影響されていたりすることが多そうですね。
ひと昔前のイメージのように、「長男と結婚したら義両親と同居」、「末っ子男子は尻に敷かれる」なんてことはないよう。きょうだい構成は性格に多少は関係しているかもしれないですが、個々の相性の方が大事なのかもしれませんね。