転職トレンドレポート2012:営業系

答えてくれた女子80名のプロフィール

○平均年齢:30.1歳 ○転職回数:平均2.3回 ○正社員:86.3% ○契約社員:8.8% ○派遣スタッフ:5.0%
○未婚:25.0% 既婚:75.0% ○子どもなし:87.5% 子どもあり:12.5%

※2012年3月マクロミル調べ。営業系職種(営業・企画営業、カウンターセールス、電話営業、ルートセールス、営業アシスタント、派遣コーディネーターに就く関東・東海・関西在住の正社員・契約社員・派遣スタッフの女性80名。)

今の仕事について教えて。

年収は300万円以上が66%を占める

年収は?

「年収」グラフ

1カ月の平均残業時間は?

「残業時間」グラフ

やりがいを感じるのはどんなとき?

数字や形など、目に見えるやりがいが魅力

「やりがいを感じるとき」グラフ
  • エンジニアの派遣コーディネーター職に就いていますが、当社は業界大手であり、他社より技術的にも人間的にも素晴らしいエンジニアがいるということを、お客さまから言っていただけることにやりがいを感じます。また、顧客が製造業メインのため、日本の製造業を支えていると実感できるのもいいですね。(26歳/営業・企画営業/正社員)
  • 物件の引き渡しが完了し、後日、ご自宅に訪問した際に、「あなたのおかげでいい生活が送れるわ、ありがとう」と言われた時に今までの苦労があっと言う間に消えていきました。(32歳/営業・企画営業/正社員)
  • お断りを受けたお客さまにあきらめず何度も提案し、申し込みをいただけたときは本当にうれしいですね。営業の醍醐味を感じる瞬間です。(24歳/営業・企画営業/正社員)
  • MRをしていますが、大学病院の担当になって3カ月で、低迷していた新規処方がV字回復した時。未熟なりに先生の欲しがっている情報とそうでない情報を区別し、短い面談時間をお互いに価値のある時間に変えたのがよかったと思いますね。(32歳/営業・企画営業/正社員)

営業職のメリットは何といっても収入面と正社員の雇用率。今回のリサーチでは、約半数以上が年収300万円以上、雇用形態は正社員が8割との結果が。その半面、繁忙期には残業が増えることもあるようですが、責任ある仕事を担当でき、きちんと稼げる職種といえそうです。やりがいに関しては「売り上げげをあげると、収入もあがる」と数字にはっきりと出ることに魅力を感じている人が多いよう。「全国の営業の中で売り上げ上位の社員だけ旅行に連れていってもらった」「自分が出したアイデアでお客さまの売り上げが上がったとき」など、アイデアが数字に結びついたり、努力すれば形となって返ってくることが、営業の醍醐味といえそうです。

転職活動について教えて。

3カ月以内に面接1〜2社でスムーズ転職

応募社数

応募社数グラフ

面接社数

面接社数グラフ

内定社数

内定社数グラフ

活動期間

活動期間グラフ

経験はあった?

事務職からの転身者が多いのに注目

「経験の有無」グラフ

前職は?

前職ランキング

今の仕事を選んだ決め手は?

収入面のアップを見込んで転職

「今の仕事を選んだ理由」ランキング

転職先を選ぶ際に重視したことは?

働くのならしっかり稼ぎたい!

「転職先を選ぶ際に重視したこと」ランキング

面接や書類でアピールしたことは?

  • 志望動機や自己PRをその企業向けに論理づけてまとめることが第一。そして、若い年代と接することの多い営業職なので、面接時には見た目にも気を遣いました。(25歳/営業・企画営業/正社員)
  • 履歴書には前職の販売業務で目標達成したことを、具体的な数値を入れて記入。面接では、営業未経験だったため、前職で活かせる経験談をアピールしました。(27歳/派遣コーディネーター/正社員)
  • 面接では笑顔を絶やさず、ありのままの自分で質問に笑顔で答えるように心がけました。面接担当者2人と自分の3人で笑いながら面接は終了し、後日採用の連絡が!(26歳/内勤営業/契約社員)
  • 履歴書の紙からこだわって紙屋で探し、キャンバス紙に自分で制作したフォーマットを印刷。一目見てバランスがとれスッキリした履歴書を作成して、書類選考でも確実に通るようにほかの人との差別化を図りました。(30歳/派遣コーディネーター/正社員)

経験の有無にかかわらず、やる気があれば採用してもらえる場合もあり、間口の広さが営業職の魅力。そのため、転職活動期間は比較的短く、面接は1〜2社で内定をもらえると"短期活動"で決める人が多いようです。また、未経験からの転職率が高く、前職は事務系だった人が多いことにも注目! 身近で営業をサポートするうちに"自分もやってみたい!"と思い転職に至った…なんてケースもあるみたい。そして、営業職を選んだ理由は"給与と待遇"がダントツ。給与面の高待遇や頑張った分、収入に跳ね返る仕事であることに大きなメリットを感じているみたいです。履歴書や面接では、前職での"売り上げ""顧客数"など数をアピールする戦略が功を奏したという声が多数聞こえてきました。

転職してみて、どうだった?

ズバリ、この仕事のメリットは?

給与の良さは働くうえの大事なメリット

「この仕事のメリット」ランキング

この仕事に必要だと思うことは?

知識の幅が仕事に大きく影響

「仕事に必要なこと」ランキング

この仕事、大変だと思うことは?

  • お客さまのアポに合わせるので、休みの予定がたてにくい。また、締め切り日に近づくにつれて目標に届いていないと精神的にツラくなってくる。(38歳/営業・企画営業/正社員)
  • トラブルが起きた際の対処方法が毎回異なるので、経験と知識が必要となる点。そのため、商品知識などの覚えるべきことがたくさんあり、勉強は常にしています。(28歳/営業・企画営業/正社員)
  • 小さな会社のため、直属の上司がいないので、クレームなどもすべて一から十まで自分で考え行動しなくてはいけない。そして、お客さまからの対面クレームに落ち込むこともしばしば…。(28歳/営業・企画営業/正社員)
  • 外回りのため、天候に左右されやすい。パソコンなどが入った重いかばんを持ちながら一日に3〜4キロは歩くため、体力的にきついことがある。(37歳/営業・企画営業/契約社員)

やはり転職後も、収入面の良さをあげている人が多数! また、多くの人と接することで、自然とコミュニケーション能力がついたり、精神面が強くなったりと自分自身の向上が見られることも。ただ、人と接するということで、対人ストレスを抱えてしまうことが営業職のツライところ…。「お客さまから突然呼び出されることもあるので予定がたてづらい」「休日でも携帯に顧客から仕事の電話が…」など、自分のスケジュールよりもクライアントや顧客をとらなければいけないこともありそうです。また、知識があってこそ、営業もうまくいくわけですから、会社が扱う細かな商品知識は必須。勉強を怠らず、業務に入る勤勉さも必要といえるでしょう。

文/中屋麻依子 デザイン/Studio PAWOZ

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