U29(ユニーク) 女子プロジェクト

「先輩女性」たちのホンネに迫る!転職するなら、「結婚後」よりも「結婚前」!?

2014年09月30日

とらばーゆが実施したこちらの調査によると、「現在の職場では、仕事と家庭の両立が難しそう」、「両立のために転職を検討したい」と考える「U29女子」は多い様子。そこで今回『U29女子プロジェクト』では、30代の働く既婚女性1,000名を対象にアンケートを実施。既婚女性たちの「結婚後の働き方」の実態に迫りました。

30代女性たちが、結婚後も働き続ける理由とは?

まず、30代の働く既婚女性たちに、「結婚後も仕事を続けている理由」について質問したところ、このようなランキング結果に。

最も多かったのは「収入を得たいから」で8割以上という結果に。また、そのほかにも「社会とつながりを持ち続けたい」「働くこと自体が好き」など、仕事を「人生を豊かにするためのもの」と捉える女性が多い様子がうかがえます。

結婚・出産の前後に「転職」をした先輩女性の割合は?

続いて、「結婚・出産の前後に転職をしましたか?」と聞いたところ、64%の女性が「転職をした」と回答。タイミングとしては、「結婚をしてから(妊娠・出産前に)転職した」(23%)という人が最も多い結果となりました。なお、「転職をしていない」と答えた人にも、会社の中で働き方を変えたかどうかを質問。すると、「結婚のタイミング」では大多数が「変えていない」と回答した一方、「出産のタイミング」では、30%が「残業を減らした/やめた」、同じく30%が「時短勤務に変更した」、9%が「仕事内容を見直した」と答えました。「転職をしていない」人でも、出産を機に働き方を変える人は多いようです。

また、「結婚・出産の前後に転職をした」人に、現在の職場を選んだ理由を聞くと、「前職より労働時間が短いから」が46%、「休日・休暇が安定してとれるから」が34%という回答が上位に。前職よりも、時間的な融通がきく職場を選ぶ傾向が高いと言えます。

仕事と家庭の両立を目指す上では、いつ転職をするのがベスト?

さらに、「仕事と家庭が両立できる職場に転職をしたいと考えた場合、どのようなタイミングで転職をするのがよいと思いますか?」という質問では、「結婚する前(結婚が決まる前~決まってから)」が30%で最も多い結果に。実態としては「結婚をした後に転職した」人が多かったものの、理想としては「結婚をする前に転職する」ほうがよいと考える「先輩女性」が多いようです。

その理由としては、「結婚前に職場に慣れておく方が、結婚後の生活がスムーズにいくと思うので」(39歳・北海道)、 「結婚してからだと、産休・育児休暇取得までの会社への貢献期間が短く、周りに負担ばかりかけてしまう事になりかねないため」(35歳・滋賀県)、「独身のほうが、転職などにおいても身動きがとりやすいため」(39歳・東京都)などの回答があがっています。

また今回は、結婚前後での、意識の変化やギャップについても調査。その結果、「結婚前は仕事を最優先していたが、結婚後は家庭を最優先するようになった」人が60%、「結婚生活と仕事を両立するのは想像以上に大変だと感じた」人が64%にのぼるなど、結婚する前の想定とは異なる点もあることが明らかになりました。


【まとめ】
調査結果からは、30代の既婚女性たちの多くが、結婚・出産の前後で「転職」を経験していることが明らかになりました。また、実態としては「結婚をした後に転職した」人が多かったものの、理想としては「結婚をする前に転職する」ほうがよいと考える「先輩女性」が多いこともわかりました。

一方で、「結婚前は仕事を最優先していたが、結婚後は家庭を最優先するようになった」など、結婚をしてから自分の考え方に変化があったという女性も多くいます。

結婚や出産は、今後の働き方を考える上での大きな分岐点。結婚してからも仕事を続けたいと考えるのであれば、独身時代のうちから、自分にとっての「結婚後の理想の働き方」を具体的にイメージした上で、それを実現する職場をみつけておくのも1つの手段かもしれません。