【職種図鑑】グラフィックデザイナー・デザイナー

2010年01月01日

デザインで情報を発信するプロフェッショナル

【職種図鑑】グラフィックデザイナー・デザイナー

仕事内容は?

グラフィックデザインとは、デザインを通して情報を伝える表現手段のこと。ポスターや新聞・雑誌の広告デザインをはじめ、パンフレット、書籍や雑誌の表紙のデザイン、店舗の看板もグラフィックデザインです。そして、これらの企画・制作を行うのがグラフィックデザイナー。広告代理店や出版社から依頼を受け、企画内容やコンセプト、ターゲットなどを確認し、デザインを作成します。制作物によっては、イラストレーターやコピーライターなどとチームを組んで制作をすることも。依頼主が気に入らなければ修正を繰り返すことになるため、デザインセンスとともに根気も必要な仕事といえます。働く場所は広告代理店や印刷会社のデザイン部門、デザイン事務所、広告制作会社、プロダクションなど。雇用形態は正社員や契約社員をはじめ、アルバイトから経験を積んで正社員、契約社員になる人も。それぞれの会社でデザイナーとして経験を積んだ後にフリーとして独立したり、自分でデザイン事務所を立ち上げたりする人もいます。

必要なスキルは?

特別な資格は必要ありませんが、広告やパッケージをデザインするために全体の構図、写真や文字のデザイン、配置や配色など、さまざまな知識が必要とされ、それらをまとめあげる美的センスが求められます。また、デザインで情報を的確に届けるためにクライアントの意図を理解するコミュニケーション能力も重要です。チームで作業することも多いため、まわりのスタッフに対して気配りができるような協調性や社交性もあるといいでしょう。デザイナーの仕事を目指すなら、レイアウトや色彩、フォントなど、基本的なデザイン知識は身に付けておきたいもの。ほとんどの職場でDTPデザインが主流になっているので、IllustratorやPhotoshopなどのソフトの知識も身に付けておくといいでしょう。

活かせる経験やスキル

・IllustratorやPhotoshopソフトの知識
・色彩検定(R)2・3級
・DTPエキスパート
・クライアントの意図を理解するコミュニケーション能力
・協調性や社交性
・美的センス

転職お役立ちデータ

●転職難易度 … ★★★☆☆
●平均給与 … 19.1万円
●求人募集の未経験OK比率 … 35.5%
●活躍の場
・1位 … 広告 32.7%
・2位 … 印刷関連 5.6%
・3位 … 各種代行業 5.6%
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計

身に付くこと、キャリアステップ

実務経験を積むことによって、デザインスキルがアップするでしょう。IllustratorやPhotoshopなどのソフトを使う場合にはその知識や技術も身に付きます。そしてコミュニケーション能力。制作物を完成するにあたり、「こんなデザインにしたい」という漠然としたイメージを、打ち合わせを重ねて具体化していくのですが、そのときにどれだけ相手の意図を汲み取れるか、いかに疑問点を解消していくかはコミュニケーションがポイントになるからです。また、デザインには流行があるため、常に学びの心を忘れず新しい情報を収集することは必要不可欠であり、そうして蓄積したアイデアを組み合わせて「今」に合う新しい発想を生み出す力がつけば、一人前と認められるでしょう。

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