【職種図鑑】CADオペレーター

2013年11月28日

活躍の場は建築・インテリア業界など。設計図を正確な図面に仕上げる専門家

 【職種図鑑】CADオペレーター

仕事内容は?

構造物や機械など設計士やデザイナーの描いた設計図を、CADソフトを用いて正確な図面に仕上げるのがCADオペレーターの仕事です。CADには、平面図を描く2次元CADのほか、立体図を作成する3次元CADがあり、住宅・構造・土木から、工作機械、自動車、航空機、電気・電子部品、服飾デザインまで、あらゆる分野の設計に使われています。自分が関わった図面や設計図で建築物が完成したり、電化製品などが発売されるので、達成感と充実感を得ることができるでしょう。建築や機械など、CADを使用している分野に興味があることが第一条件。正確さが要求されるので、設計士やデザイナーの指示どおりに丁寧に仕上げることも求められます。職場は、建設会社や設計事務所のほか、住宅、電気・電子機器、音響機器、通信機器、工作機械・工作部品、自動車メーカーの設計部門やアパレル会社のデザイン部門など。雇用形態は、正社員、契約社員、パート、アルバイト、派遣スタッフなど幅広く、生活パターンに合わせて就業できます。

必要なスキルは?

必須の資格はなく、未経験でもチャレンジ可能です。CADの技術や設計・製図に関する知識があると即戦力として活躍できるでしょう。資格としては、3次元CAD利用技術者試験(1級・準1級・2級)やCAD利用技術者試験(1級・2級・基礎)、建築CAD検定試験(准1級・2級・3級・4級)などがあり、取得しておくと転職に有利です。正確さやスピードが要求されますので、設計士やデザイナーの指示を見落とすことなく、丁寧な仕事ができる几帳面さやスピード感がある人に向いているといえます。さまざまな分野のCADがあるので、建築や機械など、CADを使用している分野に興味があったほうが仕事を続けやすいでしょう。

活かせる経験やスキル

・2次元CAD、3次元CAD経験
・3次元CAD利用技術者試験(1級・準1級・2級)
・CAD利用技術者試験(1級・2級・基礎)
・建築CAD検定試験(准1級・2級・3級・4級)
・正確性とスピード感
・几帳面さ

転職お役立ちデータ

●転職難易度 … ★★★☆☆
●平均給与 … 18.9万円
●求人募集の未経験OK比率 … 46.6%
●活躍の場
・1位 … 人材派遣 18.2%
・2位 … 建設 14.8%
・3位 … 不動産 12.5%
※2012/4/1-2013/3/31間のとらばーゆ掲載原稿より集計

身に付くこと、キャリアステップ

2次元CADや3次元CAD、設計・製図の知識や技術が身に付きます。また、設計士やデザイナーの指示どおりに図面に起こす正確性や、期日どおりに仕上げる計画性、スピード感も身に付くでしょう。実務経験を積み、設計や製図など関連する別のスキルを身に付けてキャリアアップする人もいます。例えば機械業界で働く場合、加工との関連の所から始めるなどして、設計を積極的に勉強するのもよいでしょう。機械CAD技術を兼ね備えた設計者になれば、ぐっと仕事の幅が広がります。そのまま学習を続けて、将来的に設計事務所を開き独立するなど、一生の仕事とする道もあります。近年進化する3D立体映像に対応する上級技術者へのニーズも高まっていますので、勉強するのもいいでしょう。

この仕事に就く人のナマ声!

・CADスキルがあがってきた。(34歳/愛知県)
・残業が少ないので、プライベートの時間が多くとれる。(35歳/大阪府)
・今はほとんど残業がないのでプライベートが充実している。(34歳/兵庫県)
・特殊な機械図面を扱うので、理解が難しい。(33歳/大阪府)
・作業の期限が短いのが大変。(26歳/神奈川県)
・今日の今日で仕上げなくちゃいけない仕事がある。(30歳/神奈川県)
※2012年3月マクロミル調べ。全国の20-39歳の有職者女性890人を対象に調査

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