U29(ユニーク) 女子プロジェクト

働く女子に聞いた、仕事人としての「市場価値」は高い?低い?

働く女子に聞いた、自分の社会人としての「市場価値」は?

市場価値とは、企業からどの程度必要とされる人かを測る概念。そもそも価値のない人はいませんが、こと就・転職では会社と人との相思相愛が大切。つまり市場価値は人の「値打ち」というよりは、会社からの「モテ度」ということ。みんなは自分をどう見ているのか、とらばーゆ読者にアンケートしてみました。

自分の市場価値「高い」はわずか3%

自分の「社会人としての“市場価値”」 同年代と比べてどう思う?
自分の市場価値を「高い」と答えた人はわずか3%で、「比較的高い」を含めても13%。過半数の55%が「低い」「比較的低い」と回答しました。

ちなみに、以下はアンケートに寄せられたコメント。皆さんは思い当たるところはありますか?
————————————————————————-
■ 「高い」「比較的高い」
・ 「接客業を中心にいろいろな方と接し、コミュニケーション能力が高い。またいろいろなことにポジティブに挑戦する姿勢がある(26歳/エステティシャン)」
・ 「上司の仕事のやり方に合わせ、『自分で考える』ことを仕事のマストとして取り組んできたため(25歳/人事)」
・ 「無駄な動きがなく効率的に仕事ができる。人がやりたくないことでも率先して取り組むこと(25歳/OAオペレーター)」
————————————————————————-
■ 「低い」「比較的低い」
・ 「何の取り柄もなければ、資格もない。やる気だけはあるけど(24歳/ヘアサロンレセプショニスト)」
・ 「自分の強みって何だろうと、ふと考えてしまうことが多い(24歳/一般事務)」
・ 「胸をはっていえる成果がない(24歳/ファッション販売)」
・ 「年齢の割にこれといったキャリアがない(33歳/ユーザーサポート)」
・ 「子育てをしているので同年代の子たちと比べて圧倒的に経験や資格が足りないと感じる(24歳/塾講師)」
————————————————————————-
自己評価が低い人が多いのは、かなり気になる結果です。その要因はどこにあるのか、回答を分析するとある傾向が見えてきました。

自己評価が低い「20代前半」と「40代以上」

市場価値を「高い」「比較的高い」と答えた人の割合
10代・20代前半で自分を「高い」「比較的高い」と評価したのはわずか9.6%。「社会経験が少ない(24歳/一般事務)」と、若さゆえの自信のなさが垣間見えます。

20代後半から30代になると14%前後に大幅アップ。「会計事務を5年間みっちりとやってきた(28歳/会計)」など、経験が自信につながることがわかります。

しかし、40代以上は8.7%に減少。「明確な方向性を持ってキャリア形成をしてこなかった(41歳/経理)」と、経験やスキルが年齢に見合っていないことへの焦りが見られるようになります。

ここから言えるのは、20代後半から30代の過ごし方がポイントになるということ。結婚・出産などのライフイベントを迎える時期でもありますが、将来を見据えて過ごすか、ただ年齢を重ねるのか。自分の市場価値を高められるかどうかは、そうした姿勢が分かれ道になるのかもしれません。

※データ概要:2014/3/27~2014/4/24、『とらばーゆアンケート』238名(17歳~55歳の女性)

ほかの記事もチェック